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3Dプリンターで小銭入れを作る

3Dプリンターでお札刷りてぇ......お前プリンターだろ?刷れんか....?だめそうですね......

刷れんらしいのでとりあえず小銭入れを作ってお小遣いを稼いでみることにしました。
上手く仕上がったものをminneというサイトで販売し始めました。
フォローしてもらったりお気に入りに入れてもらっておくと、商品の追加や補充した時に通知が行くかもしれません。
(使い始めたばっかりでよくわからんけど、何卒......)

VarioShoreというTPU

とても楽しい材料を手に入れたので、TPUを布っぽく印刷できそうな感じになってきました。

作ってみよう

ツイートをつなげてあるので眺めてもらうと良いと思います。

3Dプリンター持ってるなら作ってみてね

Thingiverseにシンプルなモデルをアプロードしてあるので、印刷見てほしい。普通のTPUでももちろん印刷できる。

ちなみにライセンスはCreative Commons-表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 (CC BY-NC-SA 4.0)としてあります。まもってね。

設計と製造上のポイント

使っているテクニックは二つの記事の応用なんだけれど、なにぶん柔らかい造形物ということで、方向性が違う使い方になっている。

実際に印刷してみたい人は読んでみてほしい。(どうせなので有料部分も買って読んでほしい。)

3Dモデルはこんな感じ。スパイラル(花瓶)モードで出すので造形物の形状そのままをモデリングしているわけでは無いという事に注意。
留め具の構造や留め具の脇を閉じ気味にするヒダ、印刷がきれいにできるための工夫も全部この中に入っている。

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留め具をどうするか?

最初はマグネットを袋状に畳み込んだ込んだ部分に差し込んでみた。

でもどうせならもっとシンプルに、単一素材でやりたくなって試行錯誤した結果、こんな感じの留め具構造を織り込んだ。
(最終的には噛み込みをもう一つ増やした。)

スリット構造の奥を膨らませることで噛み合い部分を作りこんだ。
シェル厚みは0.8mmだが、フローは多めにして肉厚を微調整することで変形をコントロースすると止め心地も変化してくる。

フィラメントが柔らかすぎて造形物が途中で乱れる問題

ショア硬さ95Aとか60Dの硬めのTPUフィラメントだとあまり問題がないが、VarioShoreTPUが柔らかいため、印刷中の高さが出てくると造形物自体がノズルに連れられて振動するので造形が乱れる問題が起こりやすい。
3分割するような縦のラインも剛性を上げるのに一役買っていますし、印刷スピードを遅くすることも対応策になるけれど、印刷設定と組み合わせて使う対策も盛り込んでいます。

左右のヒダの部分を0.1mmと非常に近づけてモデリングしてあります。
ここがギリギリくっつく程度の押し出し量に調整して印刷すると、構造が安定して高さが出てきても造形中にプルプルと震えづらくなります。

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造形後にこんな感じで指で引き裂きます。
引き裂けなかったらフローが多すぎるので減らしましょう。


最後に

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