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UltiMaker の新機種 Factor4 登場

UltmakerとMakerbotが合併したのが2022年、その後Ultimaker Sシリーズの延長としてのS7の発表はありましたが、やっとUltiMaker (UとMが大文字)として生まれ変わって新しいマシン UltiMaker Factor4 が登場しました。
SシリーズやMakerbotのMethodシリーズも併売される中、このマシンはどのような立ち位置にいるのでしょう?


Factor4 ?

この名前はどういう意味だろうとすこし調べてみると、Factor4はそもそも環境生産性に関するスローガンで、
『生産性を"4"倍にまで高めることで持続的成長は達成される』
という事だそうです。
ある一定の資源から生み出される有形の財や無形のサービスを4倍にすれば、2倍の豊かさを得つつ半分の環境負荷(投入資源)に抑えられるというような意味になり、2x2で4というわけです。
持続的成長という視点で考えた時に4倍の生産性あるいは効率化を目指さないとならないというようことですね。
似た様なスローガンにFactor10というのがあるので、そのうちFactor10が出てくるのかな?

Factor4の父と母は?

SシリーズやMethodシリーズではなく、新たなFactorシリーズとして登場したFactor4はUltimakerとMethodのどちらに近いのでしょう?
スペックや構成を俯瞰してみると、Ultimakerの資産をベース作られ、Makerbot要素がほとんどなさそうです。
詳細を見てみましょう。

Factor 4 とUltimaker S5/S7のビルドボリュームは同じ

ビルドボリュームのサイズは330 x 240 x 300mmで横長なビルドボリュームです。これはS5及びS7とも同じサイズで、UltimakerはS3から継続してやや横方向に長いビルドプレートを採用してきました。
一方Methodシリーズは正方形のビルドボリュームを持っています。
やっぱり、開発の中心はやはり元Ultimakerのメンバーなんでしょう。
私は正方形のビルドボリュームを持つ3Dプリンターは顧客に何が必要な造形サイズというのを真剣に考えていない証だと思っています。3Dプリンターを使っていない顧客からは正方形の大きな造形エリアを要求されながらも、実際に顧客がプリントしている形状は横長になる事が多いでしょう。

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