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ノズル良ければすべてよし?The Ultimate Tungzzle #tungzzle #kickstarter @3D_hex

2020/08/07追記 :
ファウンディング達成。あとは製造の進捗を見守ろう。

またKickstarterで3Dプリンタの部品に投資をしてみた。
今回はニッケル-タングステン鋼のノズルだ。熱がよく伝わる、硬いノズル。
年内にカーボンファイバー入りのナイロンでの造形に挑戦できればいいなと考えているので、その布石である。
ドイツから届くらしい。到着予定は上手くいって11月予定とギリギリだが.....

安いわりに良いノズルもあるし、安いなりのノズルも沢山あるが、高くて悪いノズルの話は聞かない。
Kickstarter価格で1個40€なのでほとんど5000円のノズル、しかもこれは35%引きの価格なので定価は1個約7000円と高級品だ。さらに税金と送料も考えるとちょっと恐ろしい。
普通にPLAやABSを印刷する場合にはそれほどの価値はないかもしれないが、高い流量で高速にプリントしたい場合や研磨剤になりうるものが入ったフィラメントで印刷する際には威力を発揮してくれるだろう。

ノズルの役割はたくさんあるから、良い物を

樹脂に熱を伝えるのはノズルだ。1センチに満たない溶融エリアでフィラメントを溶かさなければいけない。だから比熱が大きくて、重くて、熱伝導が良い方が良い。
1.75mmのフィラメントを0.4mmの出口で細くする役目もノズルだ。スムーズな内面がスムーズな吐出を導き、焦げ付きも防ぐ。
フィラメントに入っているのは樹脂だけじゃない。着色料や添加物、ガラスビーズやグラスファイバー、カーボンの短繊維も入っているものもある。だから硬いノズルが欲しくなる。
もし特別なものを印刷したければ、特別なノズルは必須だ。

うたい文句では真鍮より熱伝導性が高く、硬化鋼より硬く、ルビーより熱膨張せず、熱に強い。という事になっている。
熱伝導性が良いのでもしかするとPLAやABSも早く、そしてきれいに印刷しやすいかもしれない。
熱膨張係数の低さが何に効くかというとわからないけど、ノズル穴は温度によらず正確かもしれない。
硬化鋼より硬ければ摩耗の心配はほとんどないだろうが、アブレーションによる摩耗に対しては意味がない指標なので気を付けたいところではある。

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この辺りと組み合わせてフィラメントの入り口と出口を最高の状態にできるかな?



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