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プラーチーンブリー県(Prachin Buri) タイ東部

 タイ最初の王朝といわれるスコータイより以前、タワーラーワディー(ドヴァーラーヴァディー)の時代から栄える、バーンパコーン川流域に広がる県。

 タワーラーワディー遺跡やクメール遺跡が多く、いずれも状態良く保存されている。タイ有数の自然公園であるカオヤイの一部を形成するなど、自然も豊か。

 県章ともなっている県一番の見どころは、タイ最古で最大といわれる菩提樹。幅20~25メートル、高さ30メートルの大きさを誇る。樹齢2,000年と紹介されているが、定かではない。本来は隣接する寺院の本堂で行われるべき宗教行事の多くが、菩提樹を取り囲んで行われる。

 土地柄、隣接する東北部の出身者が多いのか、ヤソートン県などラオス国境でしか見られないロケット祭りが、「東北部の伝統的行事」と紹介されながら行われる。

人口:49万2,000人(2017年、内務省地方自治振興局)
面積:4,762平方キロメートル(エネルギー省)
   日本最少の人口56万人の鳥取県以下、面積4,726平方キロメートルの和歌山県ほど
距離:バンコクから135キロ(タイ道路協会)


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