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アムナートチャルーン県(Amnat Charoen) タイ東北部

 1993年、タイで上位の人口を誇る隣県ウボーンーラーチャターニーから分離した小さな県。ラオスに国境を接し、ウボーンーラーチャターニー県同様のメコン河を望む景色を楽しめる。
 元々は2世紀ほど前のラマ3世の治世に造られた町で、古い縁起を持つ寺院が多いが、これといった見どころはない。市内に高さ20メートルの仏像がそびえ、地元の在家者の信仰を集めているが、建立は1960年代と新しい。
 そのほか、東北地方のタイシルクとして有名なマットミーや、同地方の音楽で知られるモーラムなどが伝統民芸として紹介されるが、発祥の地ではないようで、村興しの感は否めない。
 その分、地元住民の生活は穏やか。村に足を踏み入れると、東北地方の典型的な生活を垣間見ることができる。

人口:37万8,000人(2019年、内務省地方自治振興局)
面積:3,161平方キロメートル(エネルギー省)
   人口55万人の日本最少の鳥取県の3分の2ほど
   面積3,507平方キロメートルの鳥取県より小さめ
距離:バンコクから585キロ(タイ道路協会)

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