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ブンカーン県(Bungkarn) タイ東北部

 2011年3月22日に誕生した、タイで最も新しい県。メコン河に沿ってラオスとの長い国境線を持つ東北部の北端のノーンカーイ県から、麻薬密売の対策などを理由に切り離された。ブンカーン県の誕生により、タイ全国76県が77県となった。

 悠々と流れるメコン河、その向こうに続くラオスの地味な山並みは、同国と国境を接する東北部の県にありがちな風景で、ブンカーンでも同様の景色が広がる。水位が下がって川幅も狭まる乾期には、両国民が歩いて渡る光景も。

 県都のブンカーン市も見どころの少ない地味な町だが、郊外には「メコン河のへそ」と名付けられた、水深200メートルに達するといわれる河溝がある。少ないながらも界隈の住民が涼みに訪れ、観光名所となっている。

人口:42万4,000人(2019年、内務省地方自治振興局)
面積:4,305平方キロメートル(エネルギー省)
   日本最少の人口55万3,000人の鳥取県以下
   面積4,248平方キロメートルの富山県ほど
距離:バンコクから750キロ(タイ道路協会)


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