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ナーン県(Nan) タイ北部

 タイ北部の東端にある、ラオスと国境を接する県。チェンマイ、チェンラーイ、メーホーンソーンといった県の寺院や仏像は、国境を接するミャンマーに似た様式を見かけるが、ナーンではラオスに似たそれが多い。


 13世紀にガーオ(カーオ)という王国が建てられたが、隣国のラーンナータイやビルマに併合される。その後ナーン王国として主権が戻り、1931年まで続いた。


 山がちな県で、1960~70年代にはタイ共産党やタイ人民解放戦線が闘争を続けていた。現在は、プーチーファーの崖といったラオス国境沿いの山岳地帯が人気で、新年には多くの旅行者が泊まり込みで訪れる。県都のナーン市のみどころはほとんどが寺院。


人口:47万8,000人(2019年、内務省地方自治振興局)
面積:1万1,472平方キロメートル(エネルギー省)
   日本最少の人口55万4,000人の鳥取県以下
   面積1万1,637平方キロメートルの秋田県ほど
距離:バンコクから668キロ(タイ道路協会)

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