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タイ固有種のクルクマ「サイアムチューリップ」 タイでどこにでも咲く花-79

和名:クルクマ・シャローム、クルクマ
英名:Siam Tulip, Summer Tulip
泰名:ดอกกระเจียว(ドーク・クラチャオ)

 タイの人たちが勝手に「サイアム・チューリップ」と名付けたのかとずっと思っていたのだけれど、英名で実際にそう呼ぶとか。「サマー・チューリップ」とも。和名でクルクマ、見るからにショウガの仲間という形をしている。

 タイの固有種として知られているようで、特に雨期が本格的となる6~8月は、東北部チャイヤプーム県の山間に広がる「パーヒンガーム国立公園」の野生が知られる。パーヒンガーム=美しい岩の森という名が示すとおり、奇岩が知られた国立公園だが、この時期は広い範囲の斜面にピンクのクルクマが咲き、来園者の目的は奇岩ではなく花となる。

 白や赤の種類もあり、ピンクを含めて公園内で一鉢40バーツ(130~150円程度)で販売されている。

見るからにショウガ科といった花。
ピンクの苞(ほう)? 萼(がく)? が花を思わせるが、本当の花はわきに小さく咲く。
パーヒンガーム国立公園の来園者。
一鉢40バーツで売られている白い種類。紫の部分が花。


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