ウッタラディット県(Uttaradit) タイ北部
ラオスと国境を接する県。ウッタラディットは「北の桟橋(船着き場)」を意味するといわれる。山がちで寒期には気温がかなり下がる地域ながら、乾期には暑い日が続く。1960年4月27日には、気象庁観測でタイ最高気温の44.5度を記録した。
タイ政府観光庁は有史以前からの歴史を持つ県と紹介しているが、発掘物で最も古いのは4世紀ごろのものといわれる。侵攻してくるビルマ軍に立ち向かい、剣が折れても戦い続けたという200年前の偉人、プラヤー・ピチャイ・ダープ・ハークが有名。県都郊外には、剣づくりのための鍛冶場跡が残る。
王太后の名を授かった、山間部のシリキットダムは日帰り観光のほか、キャンピング場としても人気。ナーン川をせき止める堤防は幅800メートルで、250平方キロメートルの広さの人工湖を造る。
人口:45万3,000人(2019年、内務省地方自治振興局)
面積:7,839平方キロメートル(エネルギー省)
日本最少の人口55万1,000人の鳥取県以下
面積7,780平方キロメートルの静岡県ほど
距離:バンコクから491キロ(タイ道路協会)
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