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サムット・サーコーン県(Samut Sakhon) タイ中部

 隣県のサムット・ソンクラーム県と並び、タイで最も小さい県の一つ。ターチーン川の河口を挟んで広がり、かつてはターチーン(「中国の桟橋」の意)の名そのもので呼ばれていた。中国のジャンク船が多く寄港していたことが、その名の由来といわれる。
 サムット・サーコーンはまた、マハーチャイという名でも知られる。同名の運河がターチーン川から町中に引かれたことによる呼び名で、ターチーンよりマハーチャイの方が口にされる。
 遠浅の海岸、フルーツ、サトウヤシなど、サムット・ソンクラーム県と似た見どころや名産が多い。乾期には、地面からにじみ出る海水を利用した塩田に、塩の山が並ぶ。バンコクとタイ南部を結ぶ国道35号線の両わきには、昔ながらの風車で海水を汲み上げる光景が広がる。塩はその場で買うこともできるが、クルマに入れて放置しておくと、水がしみ出してきて、ベタベタと濡れてしまう。

人口:54万4,000人(2019年、内務省地方自治振興局)
面積:872平方キロメートル(エネルギー省)
   日本最少の人口55万4,000人の鳥取県ほど
   日本最小の面積1,877平方キロメートルの香川県の半分以下
距離:バンコクから36キロ(タイ道路協会)

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