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ラノーン県(Ranong) タイ南部

 タイで最も人口の少ない県。雨期が年に8カ月続き、東部トラート県と共に年間降水量が4,000ミリを超え、タイ最多を記録する(平均は1県当たり1200~1600ミリ、出所:気象局)。

 マレー半島が最も狭まる地点で、有名なクラ地峡がある。タイとミャンマーを隔てる、アンダマン海に注ぐ川が陸地に入り組んでおり、その最も入り組んだ場所からタイ湾までが44キロ。同地のクラブリー郡という名は、「クラの町(ブリー)」という意味。

 ラノーン県は温泉でも有名。ラマ5世が1890年に行幸したことがきっかけで知られるようになり、今や同県きっての観光地となっている。源泉は温度65度と書かれているが、タイでも流行っているのか足湯が造られ、そちらは40度強に調整されているようだ。日中は暑いため、夕方過ぎから人が集まってくる。

人口:19万2,000人(2018年、内務省地方自治振興局)
面積:3,298平方キロメートル(エネルギー省)
   人口56万人の日本最少の鳥取県の3分の1ほど
   面積3,507.26平方キロメートルの鳥取県ほど
距離:バンコクから568キロ(タイ道路協会)


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