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花便り〜カーネーション〜

母の日にはカーネーション。赤色やピンク色が花屋の店頭を華やかに彩っている。

カーネーションの原産は地中海沿岸から西アジアで、原種は一重咲き。古代ギリシア時代から栽培されており、17世紀には品種改良が始まり、現在のような八重咲きやさまざまな色が栽培された。日本には江戸時代初期にオランダから渡来したため、当初「オランダセキチク」と呼ばれた。現在では青紫色のカーネーションも存在するが、これは日本企業サントリーの花部門(現サントリーフラワーズ)と、オーストラリアの植物工学企業フロリジーン(Florigene)との共同研究開発による、遺伝子組換え技術によって誕生したものだ。


もともと、母の日に送るカーネーションの色は白だった。1800年代後半のアメリカで、「母の仕事の日」という活動を始めた女性の命日に、その娘が教会に集まった全員に母が好きだった白いカーネーションを贈ったことが、母の日にカーネーションを贈る起源とされる。アメリカでは1914年に5月第2日曜日が母の日と定められ、日本にもすぐに伝わったが、5月の第2日曜日に行われるようになったのは1949年頃からだという。

花言葉:カーネーション全般「無垢で深い愛」、赤色「母への愛」、ピンク色「女性の愛」「熱愛」「美しいしぐさ」、白色「純粋な愛」「私の愛は生きています」、青紫色「永遠の幸福」

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