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【修学旅行】スマホ禁止の理由 3選

冬休みが明けると修学旅行シーズンの学校が増える。
そこで近年必ずと言っていいほど問題になるのが、スマホの持ち込みである。
必ず問題になるからこそ、子供たちを納得させる明確な理由を持っておきたい。


1、学校の管理下だから

学校の管理下ということは、何か問題が起きた時に学校が責任を取らなくてはいけないということ。
スマホで問題が起きたときに、学校が責任を取らなくて良いなら持ってきてもいいかもしれないけど、それは多分無理。
例えば、「スマホで起きた問題は全て家庭や警察で解決します」と誓約書を書かせても被害者は学校に申し出てくる。または学校に説明などの対応が求められる。
学校外の問題でも、学校が対応せざるをえなくなるのは、さまざまな問題で明らか。
そこまで責任を持てないから、持ち込みを禁止して事前に防止するのは当たり前。

2、家庭により事情が異なるから

スマホを持っていなければ、スマホを通じての加害者になる可能性は限りなく低い。しかし被害者になる可能性はスマホを持っている生徒と同じである。
スマホを持たせていない親が、その不公平を許すと思えない。
また、学校では情報が漏れてはいけない子供もいる。
例えば、親の虐待から逃げている子供は居場所が知られてはいけないケースも多い。

そのような子がいる学年はスマホ持ち込み禁止で、いない学年は許可。
すると詮索が始まる。
またはそのような子がいるらしいという噂が漏れるだけで虐待している親に見つかる可能性もある。

学校にかかってくる電話ですら細心の注意を払うケースもある。
学校として、そんなリスクは冒せない。
子供全員のスマホを管理することなんてできない。

3、学校の授業と同じ扱いであるから

ただ 郊外で行っているだけで修学旅行は学校の授業と同じである。「国語」という授業があるように、「宿での過ごし方」「集団での過ごし方」の授業と捉えれば、「授業にスマホはいらないよね」という考え方になる。

スマホは「不要物」

スマホはあくまで「不要物」である。
「必要」ならば持っていく許可も出るだろう。しかしほとんどの場合、「あったらいい」という理由で持ち込みを求められる。
「必要」と「あったらいい」には大きな差があるのである。
そこに問題が起こる危険が伴うというのであればなおさら、簡単に許可することはできない。
普段からなんの問題もなく、学年職員だけでなく、多くの人から絶対の信頼があるのであれば話は変わってくるかもしれないが、そうでない場合は自分達の行いを見つめ直させる方が先だと思う。

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