1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック
Kaspersky社は、2023年に同社が検知、遮断した不正サイトに対する
アクセスの状況を取りまとめた。
フィッシング対策システムを通じて1年間に不正なウェブコンテンツに
対するアクセス7億959万件をブロックしたという。
前年の5億785万件から4割近い増加が見られた。
出典：Kaspersky
＜ブロックの対象となった偽サイトの種類＞
「グローバルなインターネットポータル」を装うケースが16.5％と
最も多い。
「小規模なウェブサービス（14.7％）」「オンラインストア（12.2％）」「銀行（11.3％）」「宅配サービス（8.3％）」が続く。
＜メールトラフィックの分析状況＞
スパムメールが占める割合は45.6％だった。前年の48.6％から3ポイント
減少している。
スパムメールの発信元を国別に見ると、「ロシア」が31.5％で最多。
「米国」が11.3％、「中国」が11.0％で続いている。
「日本」は3.6％で、前年の3.3％から微増した。
＜悪意あるサイトでの注意喚起＞
悪意あるサイトでは、従来のサポート詐欺に見られる「偽警告」に
とどまらず、偽のAIチャットボットなども利用し、正規のサポートサービスに見せかけて電話をかけさせようとしていた。
またMacユーザーを狙ったサポート詐欺も確認されているとして注意を
呼びかけている。
スパムメールやフィッシング詐欺の被害に遭わないために、以下の対策を
お勧めします。
・信頼できない送信元からのメールはまず開かない、リンクもクリック
しない
・正規の送信元のように見えても、メッセージの内容に違和感がある
場合、別の通信手段で送信元に確認する
・セキュリティ製品の導入
フィッシング詐欺、スパムメールなど、インターネットを使う以上、悪意
ある行為への備えが必要です。
また、UTMならアンチスパムやWebフィルタリング等の機能を搭載しており
フィッシングやマルウェアサイトからの保護ができるのでセキュリティ導入としてUTMも推奨します。
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