ラグビーポジション論 右プロップ

最初にぶっちゃけてしまうとこのポジション書くことあんまないし多分皆さんの思ってる通りです。
それはそれくらいその仕事が重要であると言うことです。

まあまずそれがなにかってスクラムですね。最前列の右側。両肩が入った状態で組むことになります。スクラムでもっとも圧力を受けることになるポジションですね。
ここでまず一番の仕事が押されない事がなにより重要になりますね。細かい技術や駆け引きはもちろんあって逆から回す為にちょっと引き気味に組んだりなどありますが基本的な仕事としてはまず押されないてことが重要になると思います。スクラムで押したりするのは後ろの選手達の問題もあるので言い換えるならまずスクラムの形をきっちり作る。それがまずなによりでチームの勝敗に直接関わります。なので最重要視されるのは当然と言えるでしょう。

ラインアウト、キックオフではリフト技術がなにより重要かな？と考えます。
ラインアウトだとリフターとして働く事がほとんどでこの技術日本ではあまり重視されてないように感じますが正直ここの選手の動きでラインアウトは全く変わります。
タイミングの速さや位置を入れ換えるタイミングち、少し前後に揺さぶってから上げる等リフターの仕事やさらに仕草でも相手の反応や対応が変わってくるので相等重要な役割と言えます。その場で上げるのはわりと簡単ですが動きながらとかは実際に難しいです。
その後の下ろしてモール組むパターンだとしっかりバインドして押し込むのも重要ですね。
ディフェンスでは逆にしっかり上げればスティールもしやすいですね。
キックオフでは一人でリフトアップまで出来ればチームとしてはかなり助かります。

フィールドプレーではまずブレイクダウンまわりの仕事をしっかりしてもらうこと。
アタック時はしっかりスイープしにいく、キックの時の壁になる等をまずしっかりやること。その上で体格の大きさを活かしてロックの時に書いたように9シェイプやピックアンドゴー等からしっかりコンタクトする役割もこなしてもらえたら理想的だと思います。

ディフェンスではカウンターラックにしっかり入ったりまずラックから一番近い位置のディフェンス。ピラーとかガードとか呼ばれる位置でしっかりピックアンドゴーで出てくるフォワードやハーフの選手を止める役割をする。その外なんかも出来れば良いですがなかなかそこまで求めるのは難しいですね。

近年ではやはりフィールドプレーでも求められることは多くなってきましたがまずセットプレーですね。上記で書いたようなフィールドプレーの基礎的な事が出来るようになれば他のプレーは勝手に出来るようになってる面もあります。その中でバリエーションは増えていくかな？と感じます。実際まず全ての選手に必要なスキルでもあると言えますし。

世界的にもやはり名前が上がるのはスクラムの名手のような選手が多いですがワールドカップのワラビーズの３人ケプ、アラアラトア、トゥポウはラインアタックにも参加したりしてましたね。

日本にもそのようなタイプは出てきてますね。代表だとヴァルアサエリ愛は元々バックローだったのでフィールドプレーでのパスなんかもうまいですしタックルがなにより上手いのでそこが強みだと思います。
また花園で御所の島田なんかはキックを蹴る器用さまで魅せてくれたのでこのポジションはこれから一番可能性が広がってるポジションかもしれませんね。

ただ現代でもまずスクラムをしっかり組んでやるべきプレーをこつこつ積み上げていく事を求められるポジションだと思います。直接的に得点に絡むことは珍しいですが勝敗には直結するポジションと言えるかもしれません。負けない条件としてなによりもこのポジションの選手が強いことがあげられるかもしれません。
俺が負けるとチームが負ける。そんな風なメンタルを持つ選手が一番向いてるのかもしれません。
なので結婚したいポジションナンバーワンにあげられるのかもしれませんね。