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あの方の足を見たら意外と立派だった。

突然ですがタイトル画像の足、誰のだかわかりますか?

皆さんがよーく知っている方の足です。

そう!

サモトラケのニケです!!正解した方に拍手👏
ナイキのマークのモチーフになっていると言われる女神です。

もう一回しっかり見てみましょう。

意外とがっちりしていますよね。逞しい太ももというか。
一応言っておくとこの左足は生足ではなく、キトンという薄い布のドレスが肌にピタリと貼り付いている状態です。

今回は、よく聞く「視点を変えて見てみよう」ルーヴル美術館で物理的にやってみたという話です🧐🧐
(今年の2月に行ったときの写真です。)

サモトラケのニケ

この写真を見て下さい。

先ほどの画像の反対側から見た写真です。
不自然に腰の辺りに広がっている布がありますよね。実はこの像、一枚のドレスを着ているのではなく、その上からヒマティオンというマントがかかっているのです😯

色の変わっているところがマントで、オレンジはマントの裏地を表しています。分かりやすく解説しているサイトがあったので貼っておきますね。

また、よーく左翼の裏を見て下さい。羽の支えがくっついているのが見えると思います。左翼は右翼の型をコピーして作られたものですし、支えが必要なのは理解できるのですが、何だか着ぐるみの中を見てしまったような気分になりました笑

ミロのヴィーナス

では今度はミロのヴィーナスを見てみましょう。普段見る角度はこれ。

黄金比だらけの体ですね。
では後ろから見てみましょう。


あ、ちらっとおしりが😳
サモトラケのニケに比べると意外と布の彫り方が大雑把に見えます。
というよりも台座がどこから始まっているのかよくわかりません。

ブレましたが、これは右側から見た図。
こう見ると前かがみな分、猫背みたいですね。
そして足がとっても大きい

足の指多かったりしないかな、と思いましたがちゃんと5本でした笑

まとめ

2体の彫刻を色んな角度から見てきましたが、いかがだったでしょうか。
個人的にはこれまで微塵も気にしていなかった点に気がついたので、やっぱり視点を変えるのって発見を生むのだなぁと思いました。
彫刻の良さがよくわからない、という方も色んな角度から見ることで楽しみを見つけられるかもしれませんよ!

最後に輝くミロのヴィーナスを載せておきます🌹

では!

著:璃子

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