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E.V.2023 曲紹介 エストニア

アーティスト名:Alika
曲名:Bridges

エストニアといえば、世界で最も進んだIT行政システムを構築した国という事で、日本がマイナンバーを導入する際にモデルにしたことで一時期有名になりました。
実際に国際学力調査で欧州で上位にランクするなど、国の潜在能力は高く今後もIT関連事業を中心に発展が見込まれる国です。

ユーロビジョンの初出場はソ連崩壊後の1993年。
1994年に本戦出場を果たしたのちは、何度かTOP10入りするなど優秀な成績を残すようになり、2001年には念願の優勝を果たします。

奇をてらった楽曲はあまり好まないようで、インパクトのあるアーティストはあまりいないのですが、オーソドックスながらも洗練された楽曲が、時としてユーロビジョンのステージに映えることがあります。
地味ながらも実力のある国と、勝手に認識しています。

今回の代表アーティストAlikaは2021年に本格的に活動を開始したエストニアのアイドルです。
アイドルとは謳われていますが、歌唱力やダンス能力には確かなものがあり、アーティストとしてのポテンシャルはなかなかのものです。

そんな彼女が歌うBridgesは、2019年大会でオランダを優勝に導いた曲Arcadeの作詞作曲に携わったWouter Hardyが制作協力しています。ピアノソロから始まるこの曲、一見するとはかなげな印象を受けますが、曲が進むにつれ彼女の歌声に力が加わり、緩やかに熱量が加わっていきます。
PVもその様子を的確に表現しており、後半のダンスパートは躍動感あふれる彼女の才能をしっかりと伝えています。

本戦でのステージ次第ですが、結構いいところまで食い込むのでは…と期待しています。

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