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圧迫面談じゃなくて、ホッとした。

早期退職募集が告知されてから、
適応対象者は本部長と面談を行う。
早期退職の意志があるかどうか
確認するのが目的だ。
(あと、退職金の額も教えてくれる。)

・・・というのは建前だけど、
数年前の早期退職募集の時は、
露骨な脅しも多かったらしい。
(今回辞めなかったら、
 キミの居場所は無くなるとか、
 窓際に回すぞとか・・・。)

さて、今回はどうなんだろう・・・?

わたしと面談する本部長Yさんは、
2年前までは、直属の上司だった。
見た目は、ヤクザみたいな強面なんだけど、
心優しく皆に慕われる兄貴みたいな人だ

わたしはYさんを人として尊敬しているので、
Yさんから圧迫面談を受けたら
ダメージを受けるだろうな・・・
と密かにビビッていた。
同時に、そんな嫌な役回りをYさんに
させてしまうのも申し訳ないと思っていた。

そんな折、労働組合からは、
圧迫面談の証拠を残すために
「話し合いを録音した方がいい」という
アドバイスをもらっていた。

スマホで録音すべきかどうか
ギリギリまで悩んだけれど、
録音しないことにした。
Yさんを信頼しようと思ったのだ。


そして、どうなったかと言うと、
圧迫面談じゃなかったのだ。

「ミツバチさんは、今回の制度を
 利用するつもり?」と意志を聞かれて、
自分の退職金の額を教えてもらった。

そして、
「俺は、ミツバチさんにはまだ
 居てほしいけど、選択するのは
 自由だから何も言えないな」
・・・優しく言ってもらえた。

・・・心の底からホッとした。
・・・録音しなくて、良かった。

わたしは落ち着いて、
制度を利用したい気持ちを話した。

2週間後、申込み日に書類を提出し・・・、
審査結果を待っているところなのです。

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