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【note連載版】ライトノベル回顧2023

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新月お茶の会の自称ラノベ担当・はじめまことが、12週間で2023年のラノベ界隈を振り返る。毎週土曜更新予定。(完結済)
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【note連載版】ライトノベル回顧2023|毎週レビュー企画:2023年1月編

 この企画では、新月お茶の会のラノベ担当を自称するはじめまことが、各月のライトノベルを振…

【note連載版】ライトノベル回顧2023|レビュー:『じょっぱれアオモリの星』 佐々木…

 Twitterでバズったことをきっかけとして満を辞してスニーカー文庫から発売されたアオモリア…

【note連載版】ライトノベル回顧2023|レビュー:『黄金の経験値』 原純 著(カドカ…

 Web版既読勢。Web版の推しキャラが出るまでは続いてほしい。  この作品の大きな特徴として…

【note連載版】ライトノベル回顧2023|毎週レビュー企画:2023年2月編

 この企画では、新月お茶の会のラノベ担当を自称するはじめまことが、各月のライトノベルを振…

【note連載版】ライトノベル回顧2023|レビュー:『週に一度クラスメイトを買う話』 …

 この作品は言い訳を言い訳で、建前を建前で上塗りし続ける倒錯百合である。「クラスメイトの…

【note連載版】ライトノベル回顧2023|レビュー:『異能学園の最強は平穏に潜む』 藍…

※このレビューはネタバレを含みませんが、二巻までの内容を念頭に書いております。一巻既読の…

【note連載版】ライトノベル回顧2023|毎週レビュー企画:2023年3月編

 この企画では、新月お茶の会のラノベ担当を自称するはじめまことが、各月のライトノベルを振り返り、印象深かった作品や界隈で盛り上がった作品・話題について語りつつ、その月の面白かった新作2シリーズを選んで1000文字前後のレビューをしていく。なお、対象作品はレーベル公式サイトの「n月の新刊」の分類(ラノベの杜スタイル)を基準とし、実際の発売日や発行日は無視するものとする。なお、ここで紹介される新作を私が全て読んでいるとは限らない。また、「界隈」とはX(旧Twitter)におけるラ

【note連載版】ライトノベル回顧2023|レビュー:『魔女の怪談は手をつないで』 サイ…

 二つだけ、最初に言っておくことがある。一つは、やっぱり幼馴染は最高だということ。そして…

【note連載版】ライトノベル回顧2023|レビュー:『悪役令嬢の矜持』 メアリー=ドゥ…

 なろう系において、テンプレに対するアンチ作品というのは極めて重要なポジションを果たす。…

【note連載版】ライトノベル回顧2023|毎週レビュー企画:2023年4月編

 この企画では、新月お茶の会のラノベ担当を自称するはじめまことが、各月のライトノベルを振…

【note連載版】ライトノベル回顧2023|レビュー:『男子禁制ゲーム世界で俺がやるべき…

 文句なしの傑作。歴代の著名作と比べても全く遜色ないレベルでかっこいい主人公と、それに見…

【note連載版】ライトノベル回顧2023|レビュー:『バズれアリス』 富士伸太 著(オ…

 「テンプレから外れた途端に面白くなる作品は良作」というのは新文芸読みの鉄則。  あらす…

【note連載版】ライトノベル回顧2023|毎週レビュー企画:2023年5月編

 この企画では、新月お茶の会のラノベ担当を自称するはじめまことが、各月のライトノベルを振…

【note連載版】ライトノベル回顧2023|レビュー:『魔女と傭兵』 超法規的かえる 著(GCN文庫)

 全体記事の方でも書いた通り、駄犬先生と並ぶ今年のなろう最大の発掘物である。なろうで2021年6月から連載されていたが、筆の遅さや投稿頻度の低さなどから一年以上にわたって伸びず、2022年10月になってスコッパーによって発掘され、爆発的な伸びを見せた。ある程度伸ばすための攻略法(作品内容に関わらない部分)が確立されたなろうだが、そのせいでこういう作品が伸びにくくなっているとも言える。そんな作品を掘り出せるような読者になりたいものだ。  さて、内容に移る。何が素晴らしいってイ