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「雪」によせて。

東北地方や北陸地方で雪が降ってもあまりニュースにはならないですが、東京近辺に雪が降るとニュースになります。
先日も首都圏に積もるほどの雪が降ってニュースになっていました。

聖書のおもな舞台となっている中東は乾燥した気候なので、雪のイメージはあまりないかも知れないですが、イスラエル北部、ガリラヤ湖から約60km離れた『ヘルモン山』には雪が積もります。
近年ではスキーやスノーボードなど、冬のレジャーの人気スポットになっているようです。

日本でも、遠くの山が冠雪しているのを見ると「おおー♬」と思いますね。
イスラエル地方の人たちも、このヘルモン山を見ていたので、雪にはなじみがあり、また、イスラエル地方なりの季節を感じていたのかと思います。

遠くの山に積もった雪が、春になって解けて、川となり泉となり大地を潤してくれるのを「祝福」と呼んだ詩が詩篇におさめられています。

「見よ、兄弟が和合して共におるのは いかに麗しく楽しいことであろう。 それはこうべに注がれた尊い油がひげに流れ、 アロンのひげに流れ、 その衣のえりにまで流れくだるようだ。 またヘルモンの露がシオンの山に下るようだ。 これは主がかしこに祝福を命じ、とこしえに命を与えられたからである。」‭‭詩篇‬ ‭133:1-3‬ ‭口語訳‬

‬”いま、ここにある祝福”も、神様が、時と場所を超えて備えてくださっていたものなのだろうなあと感じました。