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"約束の地"を見る。申命記3章

「しかし、おまえはヨシュアに命じ、彼を励まし、彼を強くせよ。彼はこの民に先立って渡って行き、彼らにおまえの見る地を継がせるであろう。」
申命記 3:28 口語訳


イスラエルの人たちがヨルダン川を渡って“約束の地”に入る直前に、モーセがイスラエル人に語った説教の場面です。

モーセは「おまえはヨルダン川を渡れない」と宣言されています。
神様がモーセに宣言されました。
イスラエルの人たちをエジプトから連れ出し、“約束の地”へと導いてきたモーセですが、“約束の地”には入ることはできません。
モーセの働きはここでおしまいです。

しかし、モーセの最期は、岩をガンガン叩いてしまったことを後悔し、自分は川を渡れないことを嘆き・・・だったかというとそうではないのです。
神様は「おまえの見る地」・・・素晴らしい”約束の地”をモーセに見せてくださいます。
ピスガ(ネボ山)のてっぺんから、モーセは“約束の地”を見ます。

わたしたちの人生にも終わりがきます。
今は当然実感もなく、想像することもないかも知れませんが、いつか親としての役目も終えることになるのでしょう。

わたしたちは人生の最期に何を見たいでしょうか?
どのように人生を終えたいでしょうか?
わたしたちの子どもたち、次世代が、“約束の地”へ向かっていくのを見て、神様と一緒に喜ぶ・・・そんな最期を迎えたいなあと思います。

今日からまた一歩ずつ、その山のてっぺんへと向かっていきたいと思います。