見出し画像

俳句の遊歩道(`23/2)

『人体に 神の字蔵す 寒さかな』一條文子

冬の季語「寒さ」を広辞苑は
「気温が低いため(不快な)刺激を感じる」とするが
それは「人体に神を蔵しているからだ」という掲句は
一種ブラックユーモアめいて面白い。

ここから先は

736字
この記事のみ ¥ 200