環境対策とインフラ整備の一体的支援 その裏に勢力を広げる環境政党の存在

🔻環境後手、中国の一帯一路の弱点を突く
  G7流「緑の一帯一路」計画

 6月11日から13日にかけて、英国南西部のコーンウォールで開かれたG7(主要7カ国首脳会議)は、2年ぶりに対面での開催となった。この2年間に、英国はEUを完全に離脱し、米国のトランプ氏が大統領の座を去るという大きな地殻変動があった。そして秋に退任するドイツのメルケル首相にとっては、これが最後のG7となる。各国首脳がマスクを着用する姿や、距離をとって集合写真に納まる様子は、未だコロナ禍の最中であることを再認識させるのに十分だった。

 目前に迫る東京オリンピック・パラリンピックについて、菅首相はG7参加国首脳から賛意を得られたと誇示したが、せめてものリップサービスだったのではないかと勘繰らざるを得ない。いくら4年に1度の世界的なスポーツの祭典とはいえ、アジアの片隅でのオリパラ開催騒動など二の次だというのが、各国首脳の偽らざる本音ではないか。

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