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暴動のヒント フランス旧植民地マグレブとは ワグネルがしてきたことから考える


フランスで暴動の主役と言われるマグレブ

 フランスではマグレブ出身のアラブ人を中心とする暴動が6月末以来ずっと続いている。それは、ナーエルという名前のアルジェリア出身の17歳のアラブ人イスラム教徒が、警官によって銃で撃たれて亡くなったことがきっかけだ。

 以来、暴動はアルジェルア、チュニジア、そしてモロッコというマグレブ3国(マグレブとは「太陽の沈む場所」つまり「西」を意味する)の出身者が主役となっている。

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