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来年の目標

いまレッスンで使っている教本、私としては今年中に終われたらいいな、という目標を先生に伝え、そのあとどうするかという話になった。
つまり来年の話だ。
まだ今年が始まったばかりだけど、来年の目標。

私は教本もレッスンも全部先生にお任せで、何もかも先生の仰るとおりにしている。
私の目指すものと、それにはだいたい5年を見込んでいる、というのは最初に伝えてあるので、先生にはそこまでのロードマップがあるはずだ。
それを信じてひたすら愚直に乗っかっていこう、と思っている。

自分からはあまり提案もしない。
やりたいことがないわけではないけれど、何においても「まだ早い」という気持ちがいつもある。
おこがましいのでは?という気持ちもある。
否定されたり、却下されたりはしないだろう。
むしろ取り入れてくれるだろう。
でも、基本的にレッスンの組み立ては先生の領分だと思っているし、そこには踏み込めない。
消極的といえばそうだし、主体性がないといえばそう。
でもそういう性格なのだ。

たとえば、ある高さの建物を建てるとして。
その高さまでの木枠を作って、コンクリートを流し込んで固める、というような方法のほうが効率もいいし、早いし、たぶん問題もないだろう。
でも、私は性格的にそれは無理。
まず土台を作り、レンガをひとつひとつ、みっちりと隙間なく積み上げていく、みたいな方法しか取れない。
時間がかかっても、下から順に嵩を上げていくのが性に合っている。

だから、そこにうまく嵌るレンガがないと、とたんに行き詰ってしまう。
先生は「あとあとそこに嵌るレンガが見つかるから、いまは放っておいて」と教えてくれるけど、最近はそれも理解できるようになってきたけど、いつまでもいつまでもその隙間を気にしている。
だからスピードも上がらないし、効率もよくない。
でも、仕方ないのだ、そうしかできないから。

そんな有様なので、いまの教本の次、なんて考えたこともなかったけど、「このあとの定石といえば…」という話から、先生の中にあるロードマップを教えていただいた。
そこには明確なゴールがあったし、現実的にたどりつけそうだったし、何より私の希望通りだったので、とても安心した。

ずっと引っかかって疑問に思っていたことも聞くことができた。
それに対するお答えも明瞭で、納得できた。

なので、またいそいそとレンガを積み上げていく。
作業がはかどる日もあれば、やる気の起きない日もあり。
天気がよければどんどん積むし、雨の日は本を読む。
高さの目安がついたので、気持ちも明るい。

来年の終わりが楽しみ。
鬼は大笑いだね。

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