見出し画像

5月4日はおうちで新日本フィる。そして生配信も!

今回は5/4一日限定!新日本フィル全10タイトル100円祭りのPR記事です。聴きどころを紹介しています!

またまた緊急事態宣言が発出されましたね…
なんとしても感染を防ぐためにここが頑張りどころ!とわかっていますが、私達のようなオーケストラにとっては辛い時期になります…

昨年は緊急事態宣言が出るか出ないかという時に、すでに私達新日本フィルは「もう解散か…」という空気が流れていました。
さまざまなコンサートを行い、またアウトリーチで子供たちなどに音楽の楽しさを伝える活動を行うのがメインの私達は、コンサートをすることもアウトリーチでいろんな方々と触れ合いこともできなくなれば終わりです。

そんな中で音楽家はわずかな期待をもってネットでのコンテンツに活路を見出します。昨年私達は楽員の有志で「テレワークオーケストラ」と銘打ったリモート合奏の動画制作を行い、ほんとうにたくさんのみなさまから励ましの言葉などいただき、オーケストラもみなさまの温かいご支援で冬を越すことができました。本当にありがとうございました!

ということで昨年はリモート合奏に限らずあらゆるチャレンジをした新日本フィルですが、もっともこれまでの活動と違ったのはコンセプティブなコンサートを企画すること、そしてそのコンサートを収録・配信をすることでした。たとえ視聴数があまり伸びなくてもめげることはありません、コンサートできることが幸せだったからです。

「必要としてくれる誰かに音楽を届ける」

このことが身に染みた1年でした。

さて、そんな私たち新日本フィル、頑張った甲斐あってか先日より「Amazon Prime Video」さんで新日本フィルのコンサートが観られるようになりました!

Prime Video新日本フィル全10タイトルラインナップ

1:頑張ります!自粛明け最初の定期 第621回定期演奏会《ジェイド》
:尾高忠明×清水和音 円熟のベートーヴェン/ブラ1 第622回定期《トパーズ》
:「オーケストラ・パントマイム・ショウ」宮川彬良×新日本フィル
:若きマエストロ太田弦と贈る「白熱のグレイト」 第32回定期《ルビー》
5:日本指揮者界の頂点 外山雄三×若き天才 上野耕平 第34回定期《ルビー》
6:ベートーヴェン生誕250周年記念配信演奏会 「つなぐ 250年前から明日へ」
7:豊嶋泰嗣×西江辰郎×ビルマン聡平 第628回定期演奏会《ジェイド》
8:世界が認める天才少女 吉村妃鞠/ドボ8 第629回定期演奏会《ジェイド》
9:〜ふたりに贈るシンフォニー〜 愛と戦闘のバレンタイン
10:これぞ映像美!オーケストラ・モンタージュ

全10タイトルの見どころをご紹介!

1:頑張ります!自粛明け最初の定期 第621回定期演奏会《ジェイド》
4ヶ月のコンサートのない生活からの最初の一歩、編成は小さいながらも喜びに満ち溢れた演奏が心を揺り動かします。ソリストの佐藤和彦(首席テューバ)は4ヶ月ひたすら開催できるかわからないこのコンサートのために毎日ソロを吹き続けたとのこと。名演とはこのこと。【曲目】フィンジ:弦楽オーケストラのための前奏曲 op.25/ヴォーン・ウィリアムズ:テューバ協奏曲 ヘ短調/ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 op.68

:尾高忠明×清水和音 円熟のベートーヴェン/ブラ1 第622回定期《トパーズ》
本拠地すみだトリフォニーホールから初のライブ配信となった本公演。自粛明け初の本拠地公演は円熟の尾高・清水両氏の重みある楽曲解釈にオーケストラが120%で応える最高のコンサート。ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73「皇帝」/ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68

:「オーケストラ・パントマイム・ショウ」宮川彬良×新日本フィル
パントマイムとオーケストラの融合…《ショー音楽の伝道師》宮川彬良のアイディアと世界観の詰まったコンサート。【曲目】ヴィヴァルディの「春」、雨に歌えば、クラリネットをこわしちゃった、マンボno.5など

:若きマエストロ太田弦と贈る「白熱のグレイト」 第32回定期《ルビー》
新進気鋭のマエストロ太田弦が贈る古典プログラム。ベートーヴェンとシューベルトが20代の時に書いた傑作を、同じ目線から解釈した演奏は新鮮でエネルギッシュでもはやクラシックの域を超えた演奏。ソリストは田部京子。【曲目】ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 op.15/シューベルト:交響曲第8番 ハ長調 D944「グレイト」

5:日本指揮者界の頂点 外山雄三×若き天才 上野耕平 第34回定期《ルビー》
最高齢で日本指揮者界の頂点外山雄三がタクトを振るプログラム、外山氏の新作交響曲に続いて、若き天才サクソフォン奏者上野耕平とのコンビで贈るトマジのバラード、メインは地鳴りさえ聞こえてくるような荘厳ベト7【曲目】外山雄三:交響曲/トマジ:アルトサクソフォンと管弦楽のためのバラード/ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op.92

6:ベートーヴェン生誕250周年記念配信演奏会 「つなぐ 250年前から明日へ」
ベートーヴェンの名曲を高音質で楽しめる配信演奏会より。専門のチームのマイキングとミキシングでホールの音響そのままをお客様に届けたいと録音にこだわった作品。新鋭の指揮者熊倉優のエネルギー溢れるタクトで洗練されたベートーヴェンをお届け。ソリストは清水和音。【曲目】ベートーヴェン:「コリオラン」序曲 ハ短調 op.62/ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58/交響曲第7番 イ長調 op.92/「プロメテウスの創造物」序曲 ハ長調 op.43

7:豊嶋泰嗣×西江辰郎×ビルマン聡平 第628回定期演奏会《ジェイド》
新日本フィルを代表するヴァイオリン奏者豊嶋・西江・ビルマンの3人がバッハ・ハイドン・モーツァルトで共演。それぞれの音楽性のぶつかり合いで妙義が冴え渡るコンサート。【曲目】バッハ:管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068/バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043/ハイドン:ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲 ハ長調 Hob.XVIII;6ほか

8:世界が認める天才少女 吉村妃鞠/ドボ8 第629回定期演奏会《ジェイド》
数々のコンクールで審査員を務める巨匠たちに天才と言わしめてきた吉村妃鞠、若干9歳にして奏でる音楽は技術にとどまらず音楽性・世界観・空気感すべてが巨匠の域。メインはドヴォ8【曲目】スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲/パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 op.6,MS21/ドヴォルジャーク:交響曲第8番 ト長調 op.88,B.163

9:〜ふたりに贈るシンフォニー〜 愛と戦闘のバレンタイン
「愛と戦闘」という一見反対の言葉に聞こえるキーワードからイメージを膨らませたコンサート。愛ゆえに争い戦いの末に愛が芽生える…これをバレンタインの日に《ふたりへ贈る》と銘打つ挑戦…コンサートはかっこいい曲ばかり!そしてナビゲーターは美声でイケメンのケリー隆介。【曲目】NHK大河ドラマより「天地人」/「風林火山」のテーマ、組曲「宇宙戦艦ヤマト」、NHK連続テレビ小説「純情きらり」より/「Victory-G for Orchestra」など。

10:これぞ映像美!オーケストラ・モンタージュ
最後は映像と音にこだわった「映画」のような作品「オーケストラ・モンタージュ」。そのものは言えないけど誰もが聞いたことがあるフェスなどを手がける、今をときめく最前線クリエイティブチームがオーケストラをひたすらに映像美にこだわり撮影した配信コンサート。奏者の息づかいに至るまで表情のひとつひとつが見事に切り抜かれた映像はもはやコンサートではなくドキュメンタリー
そしてダイナミックなオーケストラサウンドを60年代映画のようなサウンドの一体感と突き抜ける情感へとミックスされた音響は、日本を代表するエンジニアの手によるもので圧巻のひとこと。ナビゲーターは三原勇希。
「フィンランディア」、「ニューシネマ・パラダイス」、「ティファニーで朝食を」「太陽がいっぱい」「男はつらいよ」「愛の讃歌」ほか

いかがでしょうか?

ちょっと観たくなったら是非Prime Videoへ!下に貼っている新日本フィル公式ページのリンクから飛んで観てくださいませ!

といっても1本¥500〜¥1000するんです…
観たいのたくさんあるから結構お金つかっちゃうなあ〜とご心配の方のために掛け合いました!

「Prime Video 新日本フィル 全10タイトル 5月4日一日限定!100円祭り!(レンタル・購入対象作品)」開催決定しました!

1日限定のイベントとなってますので、朝から晩まで新日本フィル全10タイトルをイッキ観しちゃってください!朝から晩まで新日本フィル全10タイトルをイッキ観しちゃってください!(熱くなって2回書いてしまった汗)

そしてさらにお知らせ…

5/4 14:00より、youtube新日本フィル公式チャンネルおよび楽員チャンネルにて、生配信企画「Prime Video 新日本フィル 全10タイトル 5月4日一日限定!100円祭り 私のここを聴いて!生放送」(仮)をお送りします!

出演を快諾してくれた楽団員と筆者が同級生というだけで声をかけた指揮者大井剛史とともに、完全リモートで全10タイトルの「ここを聴いてほしい!ここが私の爪跡!」などを発表していきます。
時間が変更になったり、出演者がいなくなったり、電波が悪くフリーズしたり、予期せぬいろいろあるかもしれませんが(フリか…)暖かく応援していただければ幸いです。

(文 山口尚人)

🎵今回のライター
山口尚人(やまぐちひさと)
佐賀県出身。東京藝術大学卒業。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団を経て新日本フィル副首席トロンボーン奏者。作編曲家。
その他ズーラシアンブラスお友達プレーヤー、株式会社スーパーキッズ契約作編曲家。
2020年にはYoutubeで《新日本フィルテレワークオーケストラ》の動画を制作して一躍話題となった。その仕掛け人。好きな食べ物はパン、マロニエクッキー、丸ぼうろ、好きな言葉は「迷ったら吹け」

◆ 行ってみたいコンサートがたくさん!チケットもスマホでサクッと購入!
  思い立ったらバナーをクリック!

画像1

画像2


最後までお読みいただきありがとうございます! 「スキ」または「シェア」で応援いただけるととても嬉しいです!  ※でもnote班にコーヒーを奢ってくれる方も大歓迎です!