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モビリティサービス開発支援プログラム 「NewHere Project2019」始動!5チームの採択が決定!

みなさん、こんにちは!
未来をつくる新たなモビリティサービスを開発支援するプログラム「NewHere Project(ニューヒアプロジェクト)」運営事務局の柳川(ヤナガワ)です。

NewHere Projectは、JR東日本、モビリティ変革コンソーシアム、ロフトワークの3社共同プロジェクトとして運営しており、6月24日のオープニングイベントから早2ヶ月が経ちました。

これまでの動きをなかなか発信できていなかった!!!
ので、今回noteで定期的に発信していくことに。興味ある方はぜひNewHere Projectのnoteフォローしてくださいね。


ということで、、、
常識に縛られない視点で新しいモビリティサービスを創出するために、一般公募を通じてチームやアイデアを採択し、サービスの社会実装を目指して動き出したNewHere Projectのこれまでの2ヶ月をダイジェストにしてお伝えしていきたいと思います!


審査会を経て5つのチームの採択が決定

数々のチームからNewHere Project2019への応募をいただき、ありがとうございました!
その中から、メンターの石川俊祐さん、アレクシー・アンドレさん、内田友紀さんとともに審査会を行い、2019年のプロジェクトでは5つのチームが採択されました!

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採択チームを一挙公開!

1)「おっぱいバス」

出産直後のママさんの中には、産後うつや孤独な子育て(ワンオペ)、貧困などなど、様々な不安や悩みを抱えている方も多いそうです。そんなママさんたちが職場復帰する際にも産後ケアとしてメンタル面や検診を継続的にサポートしてくれる助産師さんの接点となる「オフィス周回バス」をつくりたいという想いで応募してくれました。働く女性たちの大きな味方になりそうなサービス、実現を楽しみにしています。

2)Deep4Drive

都心における通勤時の満員電車には頭を悩まされている人も多いのではないでしょうか?そんな通勤時のストレスを軽減するために、電車内の混雑状況やストレス状況をIoT製品を活用して可視化することで乗客の心理や行動変容を促す、というサービスアイデアを検討しています。そういう私自身も毎日オフィスに通うサラリーマンとして、満員電車を回避することは最重要課題。ぜひとも実現させてほしいです。

3)ema

渋谷100BANCHにも採択され、電動キックボードをはじめとするマイクロモビリティのシェアリング事業に取り組んでいるema。駅からの移動手段、駅までの移動手段に十分な選択肢がないこと、そして高齢世代の移動機会や移動距離の減少による身体的・精神的な健康の悪化を課題として捉え、開発したマイクロモビリティを通して人と人、人とまちがつながるサービスアイデアを考案しています!初めて電動キックボードに乗らせてもらいましたが、すっごく乗りやすく、これがあったら移動も楽しくなるのになーと感じました。

4)改札前チャージ

都心での電車移動につきまとう大きな問題の一つに「複雑な乗り換え経路」があるのではないでしょうか?2020年のオリンピック・パラリンピックを控え、さらに外国人観光客も増える中で、この電車乗り換えの不便さをどうにか解消できないか!ということで立ち上がったチームが今回応募してくれました。なんと応募チームのメンバーは外国人留学生!自分たちの自らの体験をヒントにしながら、東京の鉄道の各路線にある「ラインカラー」を活用して、旅行者が自ら覚え、理解しやすい乗り換え方法をサービスアイデアとして検討しています。ゲーム感覚で乗り換えできたりしたら電車移動のストレスも楽しさに変わるかもしれないですね。

5)Long Distance Love

サラリーマンの方なら遠方での出張などで、国内旅行のときにも利用される新幹線。在来線と異なり、ほぼ座れることは間違いないし、ゆったりした時間を過ごせるはずなのに、まだまだ提供されていない体験やサービスがあるはず、ということで、新幹線の車両ごとに異なる空間を提供し、コンシェルジュや一時的な休息や健康増進を促してくれるサービスを検討しているのがこのチームです。
私も日本の様々なところに出張することが多いので、これはぜひ実現してほしい!


全チーム集合でワークショップを開催 | 2日間でサービス内容をブラッシュアップ

審査会を経て採択された5つのチームとともに、8月2日(金)〜3日(土)の2日間にかけて、デザイン思考のプロセスに沿って、各チームが持つ課題感やアイデアの視点を見直しながら、ユーザーに向き合い、サービスアイデアをブラッシュアップするキャンプを実施しました!NewHere Project運営事務局からもJR東日本さんとロフトワークのメンバーがチームに加わり、議論を戦わせながら、どうしたらサービスをより良く、実現できるものにできるか、検討を重ねました!


▼デザイン思考のプロセスをベースに、Day1(青い円)とDay2(ピンクの円)を実施


Day1 共感と問題定義(Empathize and Define)
Day1ではまず、5つのチームがそれぞれが解決したい課題の本質とその先の未来像(ビジョン)を明確し、最初の一歩としてどのようなことができるかをイメージしていくための時間を過ごしました。

・自分たちは、どのような課題を解決したいのか?
・課題を解決した先に、実現したい未来像はどのようなものか?
・目指す未来像を実現するために、どのようなことができるだろうか?

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ワークシートを活用しながら、自分たちの取り組むべき課題や成し遂げたいビジョンを整理していきます。

Day2 問題定義と創造(Define and Ideate)
Day2では、Day1で明らかにした課題と実現方法について、もう一歩具体性をもたせるべく、下記の3つのポイントに意識しながら、チーム毎に実際にユーザーインタビューをしたりしながら、課題の本質とその解決方法についてまとめていきました。

・課題の中心およびその周辺にいるのはどのような人物だろうか?
・どのような人から、どのような情報を収集するべきか?
・解決すべき課題の本質とそれをどのように解決するべきか?

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ユーザーへの共感と本質的な課題を発見するために実際に街へ出てインタビューをするチームもありました。

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2日間を通して、これまでに気づいていなかった視点や深まったアイデアについてチーム毎に発表しました。

いざ中間報告会へ | メンタリング&サービスアイデアを具体化

8月末には外部審査員およびメンター陣を交えて中間報告会が実施されます。(ドキドキ)
月末に向けて各チームは担当のメンターからのメンタリングを受け、サービスアイデアにとどまらず実際にサービスのプロトタイピングやユーザーテストなどを実施し、中間報告会のプレゼンテーションに向けた準備を進めていきます!

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今回実施した2日間のサービスブラッシュアップキャンプとメンタリングを通して、各チームがどのような形でサービスを作り上げたのか、中間報告についてもまたレポートしたいと思います!

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