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【河合塾大受生向け】テキスト利用法

連日、「質問箱」の方に同じような質問を頂いていますので、大学受験科の皆さんが手にしているテキストの使い方についてまとめておきたいと思います。なお、これはあくまでシンノの担当予定クラスの方を対象とした話です。ご担当の先生方の指示に従い、担当外の生徒さんは、特に指示がない場合のみ参考にするようにしてください。(再開後に他の指示があった場合、くれぐれも「シンノのnoteにはこう書いてあった」などと反論せず、担当の先生の指示に従いましょう)

1.「英語表現T」基本文例

最終的なゴールは日本語を見て英語が浮かぶ状態になることです。各講の授業を受けた後にこちらを覚えていくとよいでしょう。例文を覚えるときには「視写」という学習が有効だと思います。その名の通り、例文を見て書き写すというものですが、1語ずつ書き写しても意味はないので以下のようにやってみましょう。

①まず例文を音読し、構造や意味を把握する。正しく音読できて意味が分かる文であることが前提。
②1語ずつではなく、数語から、できれば1文という、できるだけ長い単位で記憶し、書き写す。

2.「英文解釈T」重要構文

巻末の重要構文は、和訳のときに問われる重要ポイントが整理されています。ここで挙げられているポイントをひと通り押さえていれば、英文を読むときに問題となる箇所がどこか見抜けるようになります。私のクラスの生徒には、例年、以下のように取り組むよう指示しています。

① ポイントを意識しながら、各例文を日本語訳を隠して和訳する。
② ポイントの把握ができているものは「○」、訳はある程度できるがポイントの把握ができていないものは「△」、できない・知らなかったものは「×」にして書きこんでおく(△と×のついたものは夏にやり直す)。訳の理由が不明なものは付箋を貼り、必ず質問して解決する。

3.「熟語ワークブック」

特に私大のクラスを中心に、しっかり取り組むように例年お話ししています。使い方はイディオム編の冒頭に書いてありますので、その通りに少しずつ取り組んでみてください。後半の口語表現編はかなり量が多いので、ひと通り読んでみて、知らなかったことを確認していくということでとりあえずはよいでしょう(発音・アクセント編はリスニングが苦手な人は、これも読み物として、自分で実際に声を出しながらやってみるとよいでしょう。優先順は、イディオム→口語→発音・アクセントだと思います)。自分ですでに熟語帳に手を出している場合は、そちらを終わらせてからでもよいと思います。

<その他よくある質問>

Q.担当の先生が知りたいのですが?

A.地域や校舎によるかもしれませんが、マイページに掲載されていると思います。

Q.予習はノートにやるべきですか?

A.テキストの右側が空いているのでそちらに書いてもいいでしょうし、あとで解き直しをするための利便性のためにノートに書いてもいいでしょう。あなたのやりやすいようにやりましょう。

Q.授業の内容はテキストに書きこんでいいですか?

A.コピーを取ってそこに書きこんでいくという人が多いようですが、今はコピーを取りに行くのも難儀ですので、テキストに書きこんでもよいのではないでしょうか。これも、あなたのやりやすいようにやりましょう。

Q.映像授業は通常と同じ時間割で見るべきですか?

A.現実的に、1日2コマが適正、多くて3コマが限界ではないでしょうか。土日も使って少しずつ見てはどうでしょうか。映像授業は受けやすいように受けた方がいいです。

Q.映像授業が早くて、解答や和訳を書き取れません。

A.映像授業は一時停止も巻き戻しもできますので、聞き取れなかったところは戻ったり止めたりすればよいでしょう。映像授業は90分で聞くというより、自分のペースで視聴するという感じがいいと思います。

Q.長文の全訳が欲しいです。

A.そもそも英文の全訳は、よく分からなかった場所を参照するために用いるものであり、頭からお尻まで読むものではありません。日本語を読んで、その英文が分かった気になってしまうのは非常に危険です。英文を読んで、辞書などを使いながら構造を把握し、それで内容を把握できれば、本来全訳は必要ないハズです。

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