S-TRAIN乗車記
※2023年10月乗車
Sから始まるものって案外あるものです。タクシー配車アプリのS.RIDEやサッカーチームのS-PULSEなどがあります。
今回は西武鉄道のS-TRAINに乗車してきましたので写真と共に乗車の様子をお届けします。
通勤客向け、有料座席指定(定員)列車に乗車するのはなんだかんだ言って、今年8月のTJライナー以来になります。
豊洲駅の様子
今回乗車するのは平日の東京メトロ有楽町線豊洲駅始発小手指行きのS-TRAIN101号です。
豊洲駅のホームで予約します。Smoozを使えばネット環境があればいつでもどこでも予約できます。登録なしでも予約できますが、直前予約の場合は会員登録が必要です。
尚、土休日のS-TRAINはみなとみらい線の元町・中華街から西武秩父まで運行され、4社直通のスーパーロングラン列車になります。
豊洲駅は新線開業に備え、2面4線の駅でしたが、混雑対策のため、真ん中の線路から通路を被せ2線で運用されているようです。
(参考:乗りものニュース)
今回乗車するS-TRAINが発車標に出てきました。先行の普通列車の3分後に発車します。過密ダイヤの中、無理やりねじこんでいる感じです。
S-TRAINのステッカーが貼っている所から乗車します。TJライナーのように専用のりばや改札はないですが、ステッカー以外の所は扉が開かないので注意です。
S-TRAINが新木場方面から入ってきました。S-TRAINはヘッダーの写真(別日に撮影)のように新木場駅から回送されて来ます。
新木場駅から乗車できれば便利な気もしますが、混雑が一気に増す豊洲駅から営業開始です。豊洲駅ー新木場駅間は両方向ラッシュ時でも座れることが多いです。
S-TRAIN101号にいざ乗車ー車両の設備など
多少撮影順序は前後しますが、車内設備などを紹介します。
車内全体と座席
車端部運転室側は座席ではなく立ってもたれることができるようになっており、ラッシュ時でも詰め込めるようになっています。
その先にはクロスシートが並びます。尚、車端部の優先座席はロングシートです。
この席も指定できるため、指定までして、横向きの座席に座るのに抵抗ある方は座席指定の際、よく確認したほうがよさそうです。
座席のリクライニングはできません。座り心地はTJライナーよりはよかったです。
副都心線、有楽町線の車両の座り心地は相鉄>西武>東武>東急>メトロの印象です。相鉄や西武が来たら当たりですが、有楽町線には相鉄や東急の車両はめったに来ません。
液晶ディスプレイ
最近の車両だと当たり前になった車内のディスプレイも設置されています。
関西私鉄だと文字が流れるLEDや蛍光管すらない車両もまだあります。
トイレ
4号車にはバリアフリー対応のトイレがあります。TJライナーにはありませんでしたが、長距離運用にも就くので設置されたのでしょう。万が一の時も安心です。
地下鉄の車内でトイレが出来るのは東京くらいでしょう。
コンセント
各席コンセントもついています。電子機器のバッテリー切れの心配はありません。ただ、もちろん充電器は持参です 。
携帯の充電はもちましたが、持ってきとけばよかったです。
行き先表示とLONG/CROSSの表記
LONG/CROSSの表記の通り、横向きのロングシート、前向きのクロスシートいずれにもできる車両です。
スラッシュで表記されているのが、近鉄のL/Cカーを連想させます。
多客時とそうでない時に柔軟に座席配置を変えられるのがメリットです。
一方、クロスシートになると、窓の位置がよくないのはデメリットです。
また、関東私鉄は有料座席とすることでクロスシートで座れる事に付加価値がつきます。
一方、近鉄のL/Cカーは閑散時にロングシートで来たり、イベント開催時にクロスシートで来たり、上手く活かせていない気がしますが、最新車両はL/Cカーでいくので少し心配です。
終着小手指駅まで移動
豊洲駅出発
豊洲駅出発時点ではまだ空席が目立ちます。通過駅はゆっくりと通過しました。
有楽町駅停車
各駅すべてのドアは開きません。9号車から10号車に来る乗客もちらほらいました。
飯田橋駅停車
この駅が一番乗車が多かった印象です。ここの時点で窓側はすべて埋まる程度の混雑です。
乗車可能駅はここまでです。
TJライナーのように直前だと座席がとれないということはありませんでした。
前の列車が3分前に走っており、線内に待避設備もないため、池袋駅などの利用の多い駅の手前ではかなり速度が落ちます。
小竹向原駅運転停車
乗務員交代で停車します。ここから西武有楽町線になります。
西武池袋線の始発駅、池袋駅の通過は特急もあり、何より所沢方面へ向かう始発駅なのでわかります。
ただ利用客低迷の話を聞くので、小竹向原駅で降りられたら、和光市方面の利用者も掴めるのではないかと感じます。
おそらく西武線に誘導したいのでしょうが。
練馬駅停車
ここからは降車専用駅です。TJライナーのように自由席開放はされません。この駅でも降りる方はいました。
練馬の街を貫く複々線区間を快走します。写真はないですが、住宅がひしめく景色は圧巻です。
写真にみえる出発した普通列車は途中で抜きました。
石神井公園駅停車
石神井公園駅からは複線区間ですが速度は落ちません。この駅は池袋駅から出る急行の最初の停車駅です。練馬駅もそうですが繁華街から至近の駅もまめに停車していきます。
保谷駅停車
保谷駅では準急と接続します。保谷駅はS-TRAIN、各停と通勤とつく列車と各駅にとまる準急はとまりますが、他の列車は通過します。いわゆる千鳥停車というやつです。
所沢駅停車
新宿線との接続駅所沢です。新宿方面と池袋方面は逆方向なので注意が必要ですが、近接する2つのターミナル駅に行ける便利な駅です。
乗客も少しずつ減っていきます。
カーブになると、車両の連結部分をみると結構曲がっているのが分かりやすいです。所沢からのカーブは緩いですが、有楽町線内はもっと曲がっていました。有楽町線がここまでカーブがきついとは今まで、気付かなかった。
西所沢駅停車
ホームの屋根が途中で途切れてます。
小手指駅到着
一時間少々で、小手指駅に着きました。TJライナーのように八高線の接続駅までは行かず、東京よりの駅で終わりなので、乗客数人だけみたいな状況にはなりませんでした。急行については小手指駅時点でも池袋駅出発時点の混雑を想像したくないレベルで混んでいます。
飯能まで行きたい人は快速に乗り換えです。東京メトロの車両も飯能まで乗り入れるようです。
私は、小手指駅で降ります。
小手指駅周辺を散策
所沢市にある駅です。市の中心駅ではないと考えるとそこそこ栄えていますが、駅からすぐの所に住宅街が広がります。
商業エリアは比較的北口側の方が広いです。
南口側
北口側
ごはんも小手指で食べようと思いましたが、これっていうのがなく、結局家の最寄り駅で外食しました。
小手指駅に戻り帰路につきました。
長くなりましたが、今回はここまでです。ご覧頂きありがとうございました。
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