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腹式呼吸を簡単に実感する方法 & 腹式呼吸が自然と身につく方法

よく耳にする「腹式呼吸」という言葉。

言葉自体はよく耳にしますが、何が正解で、実際どういう構造で、具体的に自分がどうしたら「腹式呼吸」を操れるようになるか...明確になっている方は少ないと思います。

今日は、そんな腹式呼吸を簡単に実感できる方法と、腹式呼吸が自然と身につく方法をお教えします。

正直なところ、腹式呼吸を本当に理解してもらうためには「筋肉名」「人体構造」などを交えて詳細にお伝えしなければならないことが多いので「簡単」に説明することが難しいですが、

今日は少しでも皆さんが「腹式呼吸」の呪縛から解かれるように、できるだけわかりやすくご説明したいと思います。

1. 腹式呼吸とは


そもそも腹式呼吸とは、

横隔膜が上がることで、肺が押し上げられ、その肺に溜まった息も押し上げられ、気道を通り外へ出る。吸う時はその逆。

イラスト2

という流れの呼吸です。この呼吸が声帯を震わせ、腹式呼吸による発声が出来ます。注射器に例えるとわかりやすいかもしれません。

腹式呼吸が身につくと、肺に最大限息を溜めることができ、それを無駄なく使えることや、力みなく息を排出することができるので、発声の場面でも重宝されます。

2. 腹式呼吸に対する疑問


しかし、きっと皆さんの頭の中には

● どうしたら横隔膜が上げられて、肺を押し上げることができるの?

● そもそもどういう構造なの?

● 具体的にはどうしたら横隔膜を操れて、腹式呼吸ができるようになるの?

といった疑問が浮かんでいることと思います。

なぜなら、横隔膜よりも下の部分というのが複雑ゆえ、曖昧にされることが多いためです。そこを説明すると余計にわからなくなる可能性があるので、ここに触れる指導者はあまりいらっしゃいません。

私自身も、この部分は非常に慎重にお教えしている部分でもあります。

ですが、今回は「それでも腹式呼吸が謎すぎる!知りたい!」という方に、できるだけ簡単にお伝えしようとおもいます。


3. 腹式呼吸を紐解く


まずは、体の構造からご説明します。

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