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ボイトレで意外な職種の生徒さんが増える理由

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1. 生徒さんの職種が面白い


普段私が教えているレッスンの生徒さんには、歌手、俳優声優、アナウンサーなど声を使う職業をされている方はもちろん、
医師、弁護士、税理士、企業経営者、プロスポーツ選手など、直接は声とは結びつきにくい職業の方も多数いらっしゃいます。

私自身ボイトレを指導しはじめた当初はまさかそういった方々をお教えするとは思っておらず、ビジネスでボイトレを必要とされる方が受講されたときに衝撃を受けたことを覚えています。(実際、ビジネス目的の方がかなり多くいらっしゃっています)

これは「歌」「声」を生業とした業界だけでなく、どんな業界でも「声」が仕事にとって大切な一角を担っていることに気づく方々が増えているからだと感じています。


2.「表情や姿勢を良くするだけで声が良くなるなんて驚きました」


先日開催させて頂いた美容クリニック「THE ROPPONGI CLINIC」のセミナーでの感想です。

まさに、声とは無縁に思える美容外科クリニックでのセミナーでしたが、やはりこの現場でも「声」は重要な一角を担っています。

今回のセミナーでは、「お客様の信頼につながる通る声」を出して頂く為の第一歩として「笑顔で声を出すこと」や「姿勢を意識すること」をキーポイントにおいてご指導させていただきました。

下記、セミナーを受講された先生やスタッフの方々のご感想です。

笑顔が、患者様の為に、スタッフ皆の為に、自身の為になると感じました。
楽しくお仕事が出来る環境が安心感や信頼を育み、自信につながり、
結果…患者様の為につなるのではないかと感じました。
姿勢を正して発声するだけで、最初よりも発声しやすくなったのが驚きでした。当院での患者様へのお声がけもトーン1つで印象の与え方が変わってくると思うので、今回学んだことを参考に実践していきたいと思います。
ただ声を出して言葉を発するのではなく、姿勢や表情を作り身体で発声することで、声の質が変わってくることを学ばせて頂きました。私自身、患者様に施術やお薬の説明をしていると息苦しく感じることが多々ありましたが、姿勢を意識してみようと思いました。

これまでにも美容室や、英会話スクール、飲食店、病院など、それぞれの持つ専門的な技術を生業とされる現場でもボイトレセミナーを開催させて頂きましたが、

セミナーを通じて、「声」がもつ役割の大事さに気づいていただけています。

「話し方」「プレゼン方法」が大事なのは誰が考えてもわかることなので注目されやすい部分ではありますが、今後はさらに多岐にわたる職種や現場において「声」が注目される時代になるでしょう。


3. なぜ、人は声に注目するのか?


私の生徒さんで「自分の話す声が説得力がなさすぎて、私自身が頼りない人間に見られてしまって営業成績が伸びない」と駆け込んで来た方や「静かなところでも大きな声になってしまう」と言って相談してきた方がいらっしゃいます。

「声」は、その人を表すものとして相手に伝わります。
弱々しい声では、伝えたいときに説得力を持って伝えることができません。

また、静かなところで大きな声を出してしまうように声のコントロールができないと、これも「空気のよめない人」と思われてしまいます。

人と人をつなぐツールとしての「声」は、自己表現のツールでもあるのです。


4. 自分の声が自信につながる


今回の美容クリニック「THE ROPPONGI CLINIC」でのセミナー受講者の感想の中で

「自分自身の為」「自信につながる」

自分自身のために必要な価値観と捉えている方がいらっしゃったことが

私にとっても、改めて「声の力」に気づかせてもらえることとなり嬉しくなりました。

どんなことにも、自信を持って取り組めること、自分自身に持てるようになるといいですよね。

声が自信を生み出してくれるのです。

これからも、声の大切さ、声の力をひとりでも多くの人に伝えて行きたいと思いました。


小泉誠司

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