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品質管理をリードする!QAの業務解剖!

こんにちは。QAチームのlucaです。
Newbeesのnoteに登場するのはQAの記事に続いて2回目ですが、個人での登場ははじめてです。

前回の登場記事はこちら↓

今回はカジュアル面談や面接でよく聞かれる、NewbeesのQAについての紹介です。
1スプリント内の流れや、1日の業務についてなど「普段どんなことやっているんだろう?」という部分をお伝えできたらと思います。


本題に入る前に、簡単に自己紹介をさせていただきます。
職歴ですが、前職ではスマートフォン向けゲームアプリのQAを担当していました。
2024年の7月で、ちょうどNewbeesに入社してから1年ほどになります。
また、ゲームが好きなので、休日はよくSwitchやSteamのゲームで遊んでいます。

では早速、QA業務について紹介していきます!

1.スプリントの流れ

■1スプリントについて

Newbeesでは、どのプロジェクトも大体1ヶ月1スプリントのスパンで進行しています。
また、1ヶ月以内にマインドマップ作成〜1verのリリースまでおこなうイメージです。

■1スプリント内のQA業務

ざっくり以下の流れで行っています。

上記の流れのなかで、随時フリーチェックや不具合チケット発行なども行います。

ただ、プロジェクトによってはまだマインドマップ作成を取り入れていなかったり、人数の都合でレビューが行えていない部分もあるため、この流れを統一していくことも今後のQA目標の1つです……!

各業務を細かく見ていきましょう。

・要件定義のレビュー会(PBR)

ディレクターがまとめた要件定義の内容を確認し、不明点や疑問点、改善点などを洗い出した後、MTGですり合わせをします。
不具合観点に加え「ユーザー目線で見たときに使いづらくないか」も注意しながら内容を確認します。

・マインドマップ作成

現在は人数の都合等で行えていませんが、いずれはこの時点でディレクター・エンジニア含めたレビュー会を行いたいです。

・テストケース作成

作成したマインドマップを元に、テストケースを作成します。
項目によって、できるだけ作業量のばらつきが出ないように、1項目に含まれる作業や確認内容は、最小限に絞って作成を行います。
テストケース作成後、他のメンバーにレビューをしてもらい、修正がない場合はそのまま、修正がある場合は修正→再度レビューをしてテストケース完成となります!

・テストケース実施

1周目、2周目はそれぞれ別の人が実施を行います。
プロジェクトによっては、リグレッションテストも行っています。
リグレッションテストに関しては、いずれ自動化にも挑戦していきたいと思っています!

テストケース実施のほか、不具合修正の確認や、自分で「ここってどうなんだろう?」と思った箇所について別途検証し、フリーチェックシートに結果を記録することもしています。

・本番検証

リリース直後に、本番の動作が意図したものになっているか検証します。
他のユーザーにも影響がある環境なので、特に緊張するポイントです!
主に改修・修正された箇所をメインに、「必ず守りたい箇所」も確認します。
問題なければ、無事検証完了となります!

・振り返り

リリース後に、QAでスプリントの振り返りを行います。

Keep(良かったこと・今後も継続したいこと)
Problem(問題だったこと・改善したいこと)
Try(今後やっていくこと)

上記3つについて意見を出し合い、Tryについては「誰が主導でやるか」「どうなったら完了とするか」まで決めることで「あの件って結局どうなったんだっけ……」となるのを防いでいます

ここまでが、1スプリントの流れです。

2.1日の流れ

さて、QA全体の1ヶ月の流れを紹介したので、今度はQA業務の1日の流れを紹介します。
NewbeesのQAは、毎日決まった時間に決まった作業をするというよりは、先の納期やリリースに向け、自分で「いつ、何をするか」を考えて行動します。
今回は、私のとある1日のスケジュールにフォーカスしてお話していきます。

現在サブリーダーポジションにいることもあり、検証メインのメンバーと比べるとややMTGが多いです。1つずつ見ていきましょう。

・朝会

プロジェクトや、各プロジェクトのQA単位で朝会を行います。
主な内容は、進捗確認や業務内容のすり合わせです。
朝会のない日もありますが、毎日業務を開始したタイミングでSlackに今日の業務を記載するので、そちらで他の人の予定を把握することもできます。

・検証業務(マインドマップ作成〜本番検証)

この日はスプリントの最初の方ということもあり、テストケース作成がメインでした。
リーダー側で工数は出していますが「いつどの作業をするか」は個人の裁量に任されています。自由な分、報連相や責任感が重要です。

・MTG

Newbeesでは主にhuddle(Slackの通話機能)とGoogle Meetを使用しています。
MTG内容は、プロジェクトの進捗や仕様に関するもの、QAチームをよりよくするための業務改善に関するものなど、様々です。
粒度が大きいもの以外でも、検証業務中の不明点解消のため、5分だけ突発で通話をおこなうこともあります。
また、MTGによっては軽い雑談が行われることもあります。

「ちょっとこの部分相談したいな」と思ったときに気軽に声をかけられるため、huddleは個人的に重宝しています。

・その他

その他の時間では、下記を中心に行っています。

「他のメンバーの日報確認」は、業務内容というより、各メンバーがどのようなことを感じていたのかをキャッチアップするためにしています。
特に日報にある「今日の一言」欄を読んで、「この人は最近ここに遊びに行ったんだ〜」「これ美味しかったんだ〜」という情報を得ています。
メンバーによって、一言の内容も個性があってとても面白いです!

以上、この日の1日の作業でした!
毎日この流れで業務を行っているわけではなく、日によってはほとんどMTGがない日もあれば、1日MTGで終わる日もあります。
また、Newbeesはフルリモート・フルフレックスなので、10時間がっつり働いたりする日もあれば、コアタイムの4時間だけ働き、プライベートの時間を充実させる日もあります。

3.他業界から参加した感想

ここからは少し話題を変え、「今までゲームアプリのQAをやっていた人」から見た、マッチングアプリのQAってどうなの?という部分をお話ししていきます。

・驚いたこと

1.マッチングアプリ独特の観点

検証業務に入った際「男女別でそれぞれ大きく仕様が違う」ことにまず驚きました。
これまで関わってきたゲームアプリでは、「同じアプリ・同じ機能で、男性と女性で一部確認内容や期待結果が違う」ということはなかったため、男女それぞれで検証が必要なことは衝撃でした!

また、本番環境での検証時、操作によっては実際のユーザーに大きく影響してしまうところにも驚きました。
例えば、私が昔検証していたアプリゲームはCPUとのバトルがメインのゲームだったので、本番検証では主にフレンド申請・登録を気をつけていれば問題ありませんでした。
しかし、マッチングアプリは「お相手を見つける・お相手と交流する」ことがメインのアプリなので、本番環境で「お相手を見つける・お相手と交流する」機能について検証することが多いです。
もちろんテストユーザー以外のユーザーに足あとを残したり、うっかりメッセージを送ってしまうと大変なので、本番環境での検証はとても緊張感があります……!

2.1verをリリースするまでの長さ

Newbeesでは、各プロジェクトが約1ヶ月で1verをリリースしています。
Newbees入社前にQAをしていたプロジェクトでは、1verをリリースするまでに短くて2~3ヶ月、改修が多いものだと半年近くかかることもありました。そのため「1ヶ月で項目作成から検証まで終わらせるの……!?」と、入社後はすごく驚きました!
スピード感も大切にしつつ、品質向上も忘れないように業務に取り組むことを忘れないよう日々業務を行っています。

・これまでの経験を活かせたこと

今までいたゲーム業界と違うことが多く戸惑ったこともありましたが、これまでの経験で活かせたこともたくさんあります。
1つ目は「テストケース作成経験」、2つ目は「検証観点」です。

テストケース作成経験

Newbeesでは、スプレッドシートを使用してテストケースを作成しています。
会社によって項目や書き方が若干違うところもありますが、以下の項目で作成したことがある場合はNewbeesのテストケースの形に近いので、経験を活かしていけるのではないかと思います!

・大項目
・中項目
・小項目
・確認手順
・期待結果

検証観点

先ほどマッチングアプリ独特の観点について先ほどお話ししましたが「今までやってきたゲームアプリの検証観点は参考にならないのか?」というと、そんなことは全くありません!
「このタイミングでこの操作をしたらどうなるんだろう?」という感覚は、マッチングアプリの検証でもバッチリ活かしていくことができます。

4.今後やっていきたいこと

最後に、NewbeesのQAとして、今後やっていきたいこと、目指していることについてお話しします。

NewbeesのQAは、私が入社したタイミングと比べ、ともに働く仲間が増えています!とはいえ、やりたいことの実現のため、まだまだ人数を増やしていきたいです。
現在は、日常業務を回しながら、少しずつルールや環境・仕組みを整えている状態です。今後は安定して日々の業務を回せる体制を作り、その後以下を進めていきたいと考えています。

また、QAチームとしてコンテンツの品質を守るだけでなく「今よりさらに良いものにする」ことを目標にできるチームづくりを目指しています。
業務のやり方や仕組み・各種フォーマットなどもまだまだより良くしていけると思っています。
各プロジェクトのコンテンツだけでなく、働き方や仕組み等に関しても「使いやすい・働きやすい」ものになるよう、品質を上げていきたいと思っています!

おわりに

私からの、NewbeesのQA紹介は以上です。
この記事を通して、NewbeesのQAについて少しでも知っていただけたなら幸いです。
もし「もっとNewbeesのQAについて知りたい!」「選考に進んでみようかな」と思ってくださった方がいましたら、是非以下より応募いただけたら嬉しいです!

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