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身になる知識をつけ、信頼されるQA組織を作る|Member Interview #06

こんにちは!株式会社Newbees HR担当のpecoです。

今回はQAエンジニアのmegさんにインタビューをします。

2022年の春から本格的な立ち上げが始まった、NewbeesのQAチーム。
その経緯や、チームが目指していくところなど、色々聞いていきたいと思います!


── 本日はお忙しい中、お時間いただいてありがとうございます!
よろしくお願いします。

こちらこそ、よろしくお願いします!


── 折角なので、まずはこれまでのmegさんについて教えてもらいたいです!

大学時代は文系で、ITに全く関係ない、映画や文学などメディア系の勉強をしていました。
当時は映画が好きで、映画館のアルバイトもしていましたね。
バイト仲間と軽井沢へキャンプに行って雪に埋もれながら星を見に行ったり、友人の実家に行ったりして遊んでいました。楽しかったです!
アルバイトを通し接客に楽しさを見出したことと、将来性などを考えて、就職先はカード会社にしました。


── 雪に埋もれながら星を見るなんて、羨ましいです…!
伸びしろを加味して就職先を決めるのも、冷静沈着なmegさんらしいですね。
そんな中、Newbeesに入った経緯はどのような感じだったのですか?

いやいや、冷静沈着ではないですよ(笑)
入ったカード会社ですが、営業手法が体当たりなスタイルだったんです。
「毎月何件の契約を決める」などのノルマ設定があって、とにかく数を打つ感じですね。
5~10年経験している先輩も同じような感じだったので、「この仕事を続けていった先に、自分に何が身につくのだろう?」と不安になってしまったんです。それが転職のキッカケでした。
知識やスキルを身につけられる会社に入りたいと思って転職先を探していたとき、エージェントさんにNewbeesを紹介してもらって。
「IT企業だし、身につくことが多いんじゃないかな?」と思って応募し、2020年の9月にジョインしたんです。


── megさんの面接は私も参加していたので、なんだか懐かしいです!

当時はディレクターポジションで入社されましたが、QAへキャリアチェンジされた背景は何だったんですか?

QAに異動したのは、2021年の暮れでした。
もともとNewbeesにはQAという役割は無かったので、品質担保は「動作確認」という形で、ディレクターの業務に内包されていました。
ただ、2021年の秋に、「個人情報などの機微な情報を扱うマッチングシステムを開発する上で、品質保証を専門的に扱うチームを組織しないと、より安心できるサービスを提供できないんじゃないか?」という話が挙がり、QAを専門チームとして立ち上げることが決まったんです。
ディレクターも、パートナーとサービスを磨き上げることに注力できますしね。
で、当時ディレクターだった私には「ディレクターの道と、新しく作る役割のQAの道があるけれど、どちらに進みたい?」という話がやってきたんです。


── それは突然の転機ですね!でも確かに、品質保証とパートナー対応は分けたほうが、パートナーにもエンドユーザーにも貢献できそうです。
megさんはどちらに進むか、悩んだりしたんですか?

そうですね、結構悩みました。(笑)
どちらにするかで人生が変わるので、マネージャーのioさんや、COOのkingさんとも何度か面談していましたね。
他のディレクターとも「どうするー?」と相談したり。
ただ、私の根底には「身になる知識をつけたい」という気持ちが常にありました。
ディレクター職も、顧客折衝や仕様を決める力が身につくのですが、私にとっての「身になる知識」は、テスト技法を学んで実行したり、設計する業務の方がイメージに近いと気付いたんです。
そこからは、もっとQA業務の勉強をしたいという思いが強くなって。
あと、単純にテストケースの作成が好きだと思ったので、QAへのキャリアチェンジを決めました。


── この決断にも、megさんの芯を感じました。なんかカッコいいです!
QAへキャリアチェンジをして、仕事のやりがいはどんな風に変化したんですか?

まず、QA業務に注力できるようになったのがよかったです。
ディレクター業務と検証を兼任していたときは、両方忙しくてバタバタしていたのですが、品質保証のみになったので、集中しやすくなりました。
セミナーなどでの情報収集や、講習や資格の勉強で、QAの知識を深められるのが楽しくて。
すぐ実践するかはさておき、得た知識も含めて「もう少しこうしたら品質が上がるよね」という話をしてブラッシュアップできるようになりました。

また、具体的な話になってしまうのですが、私が現在QAをしているマッチングサービスは、複雑な仕様が多いんですよね。
例えば、プロフィール検索では、条件によって「どの位置にどのユーザーが出てくるのか」が決まっています。
「検索結果のこの位置には、ユーザーと同じ都道府県で、ここにはいつごろログインした人が出てきて…」といった具合で、無作為ではないんです。
そういった部分も検証範囲なので、検証しながら「この技法を活かしてテストケースを作成したら、品質向上になるかな?」と考えるのは、大変ですが楽しい部分でもありますね。
根本的に「考えて作ること」が好きなので、テストケース作成でパターン出しするのが楽しいんです。
「こういうパターンも見たほうがいい」など、検証する人がやりやすいようにテストケースを作るのも楽しくて。
自分が考えて作ったものでバグを防げたときは、やりがいを感じます!


── 「考えて作ること」が好きって素敵ですね…!
そういえば、megさんは資格取得にも積極的ですよね。業務もある中、JSTQB FLの合格もされていて尊敬です!
2022年にはテスト設計に関する講習も受けられていたような…?

そうですね、QAの本格的な立ち上げ後…2022年の6月に、会社側に講習の機会をもらったので、社内の何人かと参加しました。
1ヶ月ほどの実戦形式のカリキュラムで、なかなか手強かったです。(笑)
その分、今まで持っていなかった観点や知識を得ることができましたね。
例えば、テスト技法だと、デシジョンテーブルというものがあるのですが、使用することで条件の組み合わせが網羅できます。
状態遷移図というものもあるのですが、仕様を自分の頭で整理したり、テストケース作成のとき、パターン出しするのに役立っています。
余談になりますが、ディレクターと「要件定義にも必要だよね」という話をしたので、ビジネス開発部全体で身になる講習かもしれません。


── 着々とQAの知識を培っているのですね、頼もしいです。
話が戻っちゃうのですが、本格的なQAチーム立ち上げは、どのように進めていったのでしょうか?

QA組織を立ち上げようと声をあげたのは、COOのkingさんです。
私はNewbeesのQA1人目だったので、品質保証を目的として、ディレクターからテスト業務をはがすと同時に、kingさんとチームを拡大させて、QAの動き方を少しずつ形にしていきました。
スタートは2022年の春なのですが、夏頃にはQAメンバーがもう一人増えて。
ただ、それだけだとマンパワーが足りないよねということで、第三者検証の企業様にも協力してもらいました。現在も、力を合わせて検証を進めています!


── 本当に、ゼロから始まったんですね…!
立ち上げから1年ほど経ちましたが、現在の業務内容や状況は、実際どんな感じなんですか?

現在の業務内容は、マッチングサービスのテスト実施や、テストケースの作成ですね。
Newbeesのマッチング部門では、婚活・恋活マッチングサービスが2つ、もう少しカジュアルな恋活デーティングサービスが1つあるのですが、今QAチームが関わっているのは、2つの婚活・恋活マッチングサービスです。

状況としては、今は10名のQAで進めていますね。
無期、派遣、第三者検証など雇用形態は様々ですが、みんなで頑張っています。
立ち上げ当初は、QAの人手が足りず、ディレクターチームの力も借りながら、なんとかリリースに間に合わせていました。
最近はQAチームのみで回せるようになってきたので、チームとして自立できてきた実感があります。
今年の夏〜秋に新たなQAのメンバーが入社するので、オンボーディング〜実務が安定してきた段階で、デーティングサービスや新規開発しているフリーランス管理システムにも手を広げていきたいです。


── 携わるプロジェクトを増やすところまで、見えてきているのですね!
絶賛拡大中のQAですが、抱えている課題は何になるんでしょうか?

日々の業務を回すことが最優先になっていることですね。
もちろん、リリース日を守って品質保証することは大切なことです。
ただ、本当は業務改善やテスト自動化もやりたいし、他プロジェクトにもすぐに入りたい。
しかし、こういった新しいことを進めるための時間を確保できていないのが現状です。


── 今後メンバーが増えるので、少しずつ着手していきたいですね。
業務改善のお話が出ましたが、具体的にはどういったことをイメージしているのでしょうか?

例えば、今おこなっているリグレッションテストは、もっと工夫できそうです。
シナリオテストという、ユーザが動く流れを調べてテストする手法があるのですが、それを導入すれば、より精度が上がりそうなので。
もっと細かいところでいうと、QAのマニュアルを整備して、同じ説明をする時間を減らしたいと思っています。


── 解像度高く教えてもらってありがたいです!
現在のQAチームに関して聞いてきましたが、今後はどのようなチームを目指しているのでしょうか?

ざっくり分けると3つあります。
1つ目は、他のチームから見たとき、信頼されるチームになりたいです。
具体的には、要件定義の段階でバグを見つけていきたいんです。
テストのときにバグを見つけるのはもちろんですが、初期段階で見つけられれば、開発含めコストが少なくなるので。
今、QAは走り出している最中ですが、そういった取り組みを通して、「QAとして、いつも品質管理してくれているよね」「QAがいるなら、このサービスの品質は大丈夫だよね」と思ってもらえるチームにするのが目標です。

2つ目は、まだまだQA観点を社内に広められていないので、サービスを「品質」という観点で見てもらえるようにしたいです。
例えば、実装しないといけない機能があったとき、「メールアドレスの新規登録の場合は対象になっているけど、LINE登録の場合は漏れちゃっている」というタイミングがあるんですよね。
そういう細かいところもカバーできるようになったら、組織としてより品質担保に強くなれるかなと。

3つ目は、チームとして、より働きやすい雰囲気を作ることです。
楽しい職場のほうが、業務ものびのびできると思うので。
もちろん仕事人としていろんな考えがあるので、意見が違う場面も出てきます。
ただ、個人的には、意見に同意できるかはさておき「この人はこう考えているんだな」と受け止めることを大切にしたいですね。


── チームの目指す場所が知れて、ワクワクしちゃいました!
ちなみに、megさん自身が目指すQA像はあるのですか?

方向としては、プレイヤーよりマネジメント寄りになりそうですね。
「この人が見てくれたら大丈夫」というような、必要な知見を持ち仕様を把握していて、安心感を与えられるQAになりたいです。

あとは、いろんな観点から「こういったバグがあるので、こういった設定にしたほうがいい」など、知識や経験をもとに言及できるQAを目指したいです。
バグ発生の場所は、ある程度決まっていると言われているんです。
そのため、製品開発での複雑な箇所など、「こういうところに多くなりがちです」といったこともアドバイスできる人材になれたら…と思っています。
自分自身がQAとしてまだまだ経験が浅く、色々なサービスのQA経験はしておらず、知識が足りないと感じていて。
その分、他社がどのように品質管理しているか、セミナーなどで情報を集めるようにしています。


── 自己研鑽に抜かりがないですね、凄い…!
お仕事に関してたくさん聞いてしまったので、普段のmegさんを知りたいと思ったのですが、お休みの日は何をしているんですか?

のんびりするのが好きなので、朝から夜までスーパー銭湯に行ったりしています。
スーパー銭湯は、お風呂も岩盤浴もあっていいですよね。
あとはライブに行くのも好きです。最近はK-POP版の音楽フェスに行きました。楽しかったです!


── 私もサウナが好きなので、スーパー銭湯羨ましいです!
たくさんお話を聞かせてもらい、ありがとうございました。
QAチームの「今」を具体的に聞けて、私も勉強になりました!
それでは最後に、これからともに働く仲間へ、メッセージをお願いします!

まだまだNewbeesのQAチームははじまったばかりなので、みんなで協力しながらチームとしての形をつくっていきたいです。
イチからで大変な仕事ところもありますが、今後のキャリアとして、たとえNewbeesの外へ飛び出したとしても、身になる経験がつくと感じています。
大変な仕事ではありますが、フルリモート+フレックスで、お休みもきっちりとれるので、安心してください。(笑)
みなさん優しい方が多く、やりたいことをちゃんと言えば実現できる環境です。
最初の立ち上げに興味があれば、ぜひ一緒に頑張りましょう!

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