(3)不幸中の幸い

昨日、海に行きました。久々の海だったのでかなりはしゃいでしまい、濡れた足を乾かしに砂浜のベンチで休憩をしていました。足が乾いて休憩もそろそろ終わりにして車に戻ろうと思ったその時です。

「あれ、iPhoneがない。」

そう、携帯を無くしてしまったのです。さっきまで携帯で海の写真を撮っていたのにバッグの中身を全部出して何回探してもないし、ポケットはついていない服だし…。頭が真っ白になりました。私はとりあえず海で歩いた道をもう一回探して暗くなるまで探して歩きました。落としたのか…盗まれたのか…

こんなに探しても見つからないなら…と私は盗まれたことしか考えられませんでした。砂浜のベンチで座って海を見ている人たちがもしかしたら私の携帯を盗んだかもしれない…と、とても疑いました。海で楽しんで遊んでいる人、私と目が合う人達ももしかしたら…と疑ってしまいました。

暗くなるまで探して見つからなかったので、携帯会社に電話して位置情報を教えていただきました。すると、「砂浜1km圏内にあります。」と教えていただきました。位置情報でここ！と特定ができたらよかったですが、1km圏内しか分からなかったので近くの交番に行きました。

すると！なんと！

「海で拾いました」と書いてある置き手紙と一緒に私の携帯が届いているではありませんか！！

これこそ不幸中の幸いというか、奇跡というか…日本で良かったと思った瞬間でした。海のどこで落としたか覚えていませんが、優しい人が警察に届けてくれたんですね。ありがとうございました。そして、人間、本当に焦ると頭が真っ白になりなにも考えることができなくなるんだな、と実感しました。また、きれいな海を見にきた私の周りの人達を疑ってしまい、本当に申し訳なかった、と反省しました。

これがお財布だったら中身が抜かれていたかもしれないし、本当に恐ろしい…久々の海にはしゃぎ、荷物の管理を怠ったことを反省し、これからはもっと気をつけながら行動しよう、と改めて痛感した出来事でした。

ponghua