最近流行りのコワーキングに関して

今回は今までの流れとは少し変わって、自分が今後ビジネスの柱の一つとして考えている不動産業界についてまとめてみます。

不動産業界の1つの特徴として、他社との差別化があげられると思います。これは資金力によって超大手と中堅では競合にはなりませんが、同規模の企業では差別化が難しく、企業のブランドや建物のブランドで差別化を図ろうとしています。

また残念なことに、ある企業が先頭を切って新しいことを取り組み始めると他社も一斉にその領域に参入するというとても不思議な業界になっています。

それだけ差別化が図りづらく、また参入障壁の低いビジネスをしていると考えられます。またビジネスモデル自体もシンプルで、商材の単価が高いため、事業が立ち上げやすいのもこの業界における大きな特徴だと考えられます。

不動産企業における新規事業だと、ホテル/民泊/コワーキング/もしくはフィンテック絡みに集約させると考えられます。

その中でも今回はより参入障壁の低い最近ホットトピックなコワーキングについて書いてみたいと思います。

残念ながらコワーキングの市場はかなりレッドオーシャンに向かっていると思います。WeWorkの参入をはじめ、大手企業から個人企業まで幅広い企業が参入を検討しており、それによりただでさえオフィスが空いてない中で、小さいサイズのビルもコワーキングによって埋め尽くされてきました。

またコワーキングの急増により、結果他の施設との差別化が図れなくなり、利便性の高い駅からの距離勝負となり、そもそもの不動産業界にある立地ビジネスとなってしまいました。

どんだけフリーランスのマーケットが広がるといっても、本来フリーランスは様々なエリアを転々とすることを指しているため、複数拠点を利便性高く活用できるサービスでなければ本来の価値を見出していません。

この先他のコワーキングと連携していき、エリアでの面を取る戦略で勝てた企業が大きく成長するマーケットだと考えられます。大手の資金力だからこそ勝てるマーケットではなく、スピード感を持って市場を抑える必要があります。

そう最近上場したメルカリが提供しているサービスのようなCtoCマーケットのような市場になると考えられます。

このように市場を握るのは不動産会社の雰囲気を持つ会社ではなく、IT企業の文化を持った会社が出て来るのではないかと考えています。


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