徒歩圏の"幅"について
※このnoteは5分で読めます。
1999年の都市問題という冊子を本棚から引っ張り出してきました。
面白い記述があったのでnoteを書きます。
曰く「抵抗なく歩ける距離」というのは、
一般に400~500mの値の中に収まっている。[出典p19]
ということです。
さらに、
雨、風、そして厚さ(寒さ)などの気象条件、荷物が手にあるなどの条件がある場合は、1条件で1/3に減少すると言われている。[出典p19]
そうです。
つまり、(寄稿でも述べられていますが、)
「抵抗なく歩ける距離」を450mとした場合、
1条件で150m、2条件で50m程度になってしまうということです。
ここまでは私も何となく知っていた、しかし、ここからが本題です。
一方、木陰をつくり、景観に配慮し、絵画などの展覧など歩行環境を改善すると、抵抗なくあるける距離は、2~3倍に伸びると言われている。すなわち、鉄道駅までの歩行環境が整備できれば、半径900~1,350mとなる。[出典p19]
と書いてあります。これは知りませんでした。
20年前の書籍ですがとても勉強になりました。
出典:東京市政調査会『月刊誌『都市問題』 第90巻第11号 駅周辺のまちづくり, 1999.11
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