地球のカケラと親指
空を見て自然と涙が溢れ出る。感動したり悲しくなったり・・・
感じる力。頭で考えているわけではない。心が身体が感じるのだ。胸が熱くなる。心がほっこりする。
見えない何かを感じ取っているのだろう。今私は悲しみの襲われている。深く悲しい悲しみだ。私の感情ではない。感じる力が働いているだと思う。
・小さい子供達の元気な歌声を聞いた時
・恋愛映画やドラマを来た時
・大切な人が幸せになった時、失った時
・綺麗なものや歌声を聞いた時・・・などなど見ない力が働いている。
私のこの悲しみは、宇宙の悲しみ地球の悲しみ動植物・自然のもの達の悲しみだろう。
テレビ・電気・テーブルに洋服・本やペン・・・今、目の前に写っているすべての物は、『地球のカケラ』地球の一部なのだ。私達(人間)は地球の命を少しずつ頂いて生活をしているのです。物に命がないように見えるけど、物にも命が宿っているのです。
天然の木(木材)天然の石(パワーストーン)土である。天然のアロマ(香り)である。天然水(水)である。職人が創る物(伝統工芸品・大工・食・衣・言葉・書・絵)たちである。
古い昔、人々の生活は便利ではなかった。その便利さを求め色々な物が産まれてきた。無から有が産まれてきたのだ。そのすべて地球のカケラを利用し、新しい物に変えたのだ。
色々なアイディアが産まれる湧き水みたいに時代は進んだ。今その湧き水は枯れ果てている。アイディアがなくなったのではない。裕福になりすぎて地球のカケラを無駄に扱い、感謝の心を忘れてしまったのだ。
時は、2020年12月
私は自分の不注意で車のドアに親指を挟んでしまった。涙が出るほど痛かった。久しぶりの痛みだった。
やがて私の親指は腫れ内出血をして周りは紫色に染まった。痛々しい親指となってしまった私は親指に『ごめんね(涙)』と涙を流し優しくさすったのです。早く治りますように・・・
親指は私の身体の一部
毎日痛々しい親指を見ながら今も一緒に生活をしている。そんな親指は私の心とは真逆に死んでしまった神経部分と生きている神経部分が共存しながら、上へ上へと伸びてきた。死んでしまった爪は浮き始め生きている爪が一生懸命に上へと導いてくれている。
その下では、新しい親指の爪が顔を出してきた。再生だ!
私の心は泣いていても自然に生きようとする身体の再生能力は、想像以上にすごいものだ。だからいつまでも悲しんでいられない。起きてしまったことを悔やむよりも再生する力を信じたい。
その強さや経験が人を考えを学びを気付きをもらえるのだと感じた。
今目の前に溢れる物達はすべてあなたを見ている地球そのもの。いつも側で暖かく見守ってくれていた父や母というなの地球そのものなのです。
私は今その事に気がつき、物を大切に使い感謝し、必要以上に買わずに無駄をなくしてあげる事が地球と共存する一歩に繋がると感じました。
職人が手作りで創る物には、職人の魂が宿り、物を使う私達人間にとっても良いエネルギーは与えてくれ、大切に使ってあげることで無駄をなくし、最終的にはお金にも優しく地球にも優しい素敵な物。味わいのある物になるのです。
地球のカケラと私の親指(人間)の生命力は計り知れない・・・
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