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京都迎賓館を紹介するテレビ番組を見て思ったこと

ある日、たまたまつけたテレビの番組で、京都迎賓館が紹介されていました。
海外からの賓客に日本を感じてもらいたい、そのひとつとして、フランス料理ではなく和食を提供する、という目的もあり、建設されたそうです。

「確かに、日本では、外国VIPは、フランス料理とワインでもてなすって聞いたことあるな、それよりむしろ日本の文化を、なんて、とっても素敵!」と興味をひかれました。

迎賓館に用意された、お花、お料理、建物、家具、装飾品、美術品、音楽などは、全て超一流の和のもので、感動しました。

ある賓客をもてなす、準備の様子も紹介されました。
その最後の方で、会食の場面も少し映っていたので、私は、じっと見入ってしまいました。
一体、どんなお酒がこの最高級の日本料理と一緒に提供されるのかな、と。

けれど、残念ながら、最初がフランスのシャンパンだったことだけしか確認できませんでした。
後は、ずらっとワイングラスが置かれていて、もしかしたらワインだったのか。
でも、ワイングラスで日本酒をいただくこともありますし、ワインだったとしても、日本産の可能性もあります。
どうかなのかな...
せっかく日本の文化というコンセプトで造ったのに、お酒が外国産だったら、画竜点睛を欠く、という気がします。

そう言えば、番組では、伝統工芸など、さまざまな分野の職人さんが紹介されていたのに、酒蔵の人は出て来なかったです。

もしかしたら、この賓客が日本酒は苦手な人で、シャンパンとワインを提供することになったのかもしれません。
それでも、ぜひ日本酒を出してみてほしかった。
仮に好きでなかったとしても、少しだけでも試してみてもらいたかったな。

とはいえ、京都迎賓館は、素晴らしいところではありました。
最近建ったんだと思いますので、まだ国宝ではないのでしょうが、それに匹敵するクオリティーで、とても行ってみたいです。

通常は、一般公開されています。
京都迎賓館のサイト

東京赤坂の迎賓館とは全然違う趣きでしたので、比べてみるのも面白いかもしれません。
こちらも、通常、一般公開されています。
迎賓館赤坂離宮のサイト

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