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時空を超えて【憧れの地】18世紀末江戸

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書くンジャーズ、金曜日担当。ラジオのちょっとしたコラムのような文章を目指しているオトカツラジオです。

書くンジャーズとは、

「書くンジャーズ」は、現在16名のアクティブなメンバーがいる「noteを毎日書くチーム」です。しかも毎週「書くテーマ」が変わり、そのテーマに沿って書くメンバーが日替わりで配信している毎日楽しめるマガジンなのです!(引用)

今週の書くンジャーズのテーマは「憧れの地」

さっそく行ってみよ~

鬼平犯科帳DVDコレクション

もう10年も前になります。
鬼平犯科帳の中村吉右衛門が好きすぎて、ディアゴスティーニの『鬼平犯科帳DVDコレクション』を申し込みました。一冊1,800円ぐらい、全部で50冊あります。90,000円ですな。今気がついた!びっくり!

一冊で2話づつ入っています(スペシャルで1話の場合もあり)。購入してから数年、休日のたびに一冊づつ観る日が続きました。おかげで今でも、タイトルを見ればほとんど内容を諳んじているほどです(ちょっと自慢)。

おそらく私の老後の日課の一つになるでしょう。

長谷川平蔵とその時代

主人公長谷川宣以(平蔵)は実在の人物です。鬼平犯科帳は、江戸末期に入ろうとする18世紀終わりのお話。浅間山の噴火や天候不順による亨保の大飢饉の後ということもあり、江戸の治安は乱れていました。人口が膨張し続ける江戸の町は、隅田川の向こう本所深川に新興住宅街ができていました。若い頃この町で暴れまわっていた長谷川宣以が、大人になって火付盗賊改として活躍するというお話。

この時代ともなると、江戸時代はすっかり熟していました。戦がなくサラリーマン化した武士の存在、工業や商業が大いに賑わい、徒弟制度や丁稚奉公のような制度も確立されています。

世は宝暦天明文化化政文化の時代。
国学、蘭学、浮世絵、歌舞伎、川柳などの学問や芸術が花開く時代です。活躍した人も、与謝蕪村、喜多川歌麿、伊藤若冲、賀茂真淵、杉田玄白など著名人が盛りだくさん。

私の憧れの地は、こんな18世紀末の江戸時代です。
町人の中には、川柳など同じ趣味の人を集めたネットワークができあがっていたようで、ぜひともそれに参加してみたいんです。定期的に集まるサロンもあったみたい。

もちろん江戸時代は現代のように医療が発達しているわけではないですし、疫病もひんぱんに流行ったようで、かならずしも居心地のいい時代ではなかったようです。

それでも私はぜひ、越後屋のような大店の丁稚奉公から始めて、番頭さんまで上り詰め、落語の『百年目』のような洒落た生活をしてみたいものですなぁ。

そして、江戸の町中で、偶然長谷川平蔵とすれ違えたら、もう言うことはありません。

Shinichi/Miyazakiは個人の日常
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