![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67820201/rectangle_large_type_2_a60798af3e90ab10ef4e37947750b619.png?width=800)
2021年をミュージカルで振り返ろう
こんにちは!おちらしさんミュージカル部員の水口です。
2021年も残すところあと10日となりました。
この所はぐっと寒くなり、いよいよ年の瀬なのだな…と感じます。
さて、今回はわたしが観劇したミュージカルを通して2021年を振り返っていこうと思います。
是非、お付き合いくださいませ~。
色々な形態でのミュージカル・楽しさと悔しさ
2021年を振り返ると、まず思い浮かぶのは、様々な形態でミュージカルが行われていたことです。
従来からの、劇場公演、ミュージカル映画、海外のミュージカル作品の映画館上映に加えて、ライブ配信、アーカイブ上映会、サブスクリプションサービスのオリジナル作品などが行われました。昨年以上に劇場以外での形態が浸透し、観客も色々な形態でミュージカルに触れられる一年になったのではないかと思いました。
特に、緊急事態宣言の発令、劇場への無観客開催の要請、カンパニー内での感染等により、中止、延期、無観客での配信への切り替えも多く、観る予定だった公演を当初通り観ることが叶わず、悲しい気持ちになることもありました。無観客配信の公演は、配信での開催を決意してくださった喜びと感謝もありつつ、この想いを劇場で出演者やスタッフに拍手で直接届けられないことへの悔しさも感じました。
4形態で行われた公演『Play a Life』
ただ、この中でも面白い試みも行われていたのも事実です。
特に、印象に残っているのが、TipTapの『Play a Life』です。TipTapの代表作のひとつとも言える『Play a Life』を①実演・②リモートライブ配信・③ライブ配信上映・④アーカイブ配信の4形態で、観られるという試みが行われました。
![](https://assets.st-note.com/img/1639984146719-7rzWlWolkN.jpg?width=800)
わたしが観劇したのは④のアーカイブ配信。①の実演から2週間後、劇場とは異なる、iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズにて行われました。
主にライブビューイングやディレイビューイングは、シネコンや映画館で行われることが多いです。
『Play a Life』はイベントホールでの開催だったため、場内を作品の世界観に合わせていたのが特徴的でした。作品の舞台となる「高校」を意識させる学校用の机や椅子、作中に重要なアイテムとなる映画のポスターの数々が飾られ、作品の世界に自分も足を踏み入れたかのように感じられました。映画館やスマートフォン・PC等での配信とは異なる、イベント会場ならではのこだわりですね。
実験的な側面も大きい企画でしたが、個人的には今後もこのような方法での公演を観る機会が増えれば良いなとも思います。今後同様の方法が行われる際には、小道具・衣裳の展示、出演者・スタッフたちによる公演を終えてから感じていることを語るトークなど、実演から数週間経っているからこそ出来ることも行ったらより素敵なのでは、なんて思っております。
![](https://assets.st-note.com/img/1639985369373-QuKtrDCX70.jpg?width=800)
これも作品に合わせロビン・ウィリアムス出演の映画ポスターが多く、
観劇後に見て「さっきのあれだ…!」と余韻に浸るのも楽しい。
「まさかの舞台化!」作品続出
国民的人気のあるマンガを原作にしたミュージカルが下半期に集中していたのも印象的でした。
特に、宝塚歌劇団雪組が上演した『CITY HUNTER』や、日生劇場で公演中の『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳』は、原作の知名度がかなり高く、「あれをミュージカルに?!」と普段あまりミュージカルを観劇しない人にも注目を集めていましたね。
その他にも、アメリカで上演されていた『スポンジ・ボブ』のミュージカル版の日本初放映もありました。
どれも実際に観てみると、「意外とミュージカルになっている!」「舞台にする意味はここにあったのか!」と思えたものばかりでした。年内には難しそうですが、いつか原作やアニメ版、映画版との見比べもしてみたいです!
ちなみに、『スポンジ・ボブ ザ・ミュージカル』については、おちらしさんラジオでもしみちゃんがお話ししていますので、是非こちらも聴いてみてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1640064957135-oqiQmLAEEd.jpg?width=800)
トップスター彩風咲奈の演じる冴羽獠がテレビアニメ版の主題歌『GET WILD』を歌うのも良い。
![](https://assets.st-note.com/img/1640064458204-ZUhAXqK8UA.jpg?width=800)
歌だけでなくフライングを伴うアクションも多く、
見応えたっぷりで原作を知らない・ミュージカルを観ない人にも楽しめる。
また、『フィスト・オブ・ノーススター』は年末に配信も決定!
12/28の2ステージをライブ配信、その後1/4までアーカイブでの視聴も可とのことで、年末年始に観るのもおすすめです!
来年には、劇団四季で『バケモノの子』のミュージカル版や、ミュージカルではないものの『千と千尋の神隠し』の舞台版の上演もあり、どんな風に舞台化されるのか、今から楽しみですね。
終わりに
簡単にではありますが、今年観たミュージカル作品を振り返りました!
どの作品に思い入れがあり、且つミュージカル以外にも沢山の作品を観たので、なかなか全てをお伝えし切れていないようにも思います…!もっとお伝えしたいことはあるのですが、また別の機会にさせていただこうかと思います。
2022年も沢山の作品の上演が予定されていますが、どの公演も誰一人欠けることなく、無事に千穐楽まで上演されることを祈ってやみません。
観客として出来ることは少ないかもしれませんが、「マスク着用」「場内での会話を控える」「規制退場への協力」「手洗い・うがい」など感染症対策の徹底はもちろんのこと、観劇して感じた想いを拍手やアンケートでキャストやスタッフ・関係者にちゃんと伝えていくことも大切なのかな…なんて思っております。
来年も素敵な作品に出会えるのが楽しみです!
【おまけ】水口の2021ミュージカル観劇作品一覧
最後の最後に、水口が観た作品を一覧で載せておきます。皆さんもご覧になった作品はありますか?
※ミュージカルに属さない演劇・ダンス公演・映画は除いています
1月
●アナスタシア(宙組)×3
●【ライブ配信】Nice Work If You Can Get It(花組)
2月
●【アーカイブ配信】Play a Life
●マリー・アントワネット
3月
●ウェイトレス
●【NTLive】Follies
●【松竹ブロードウェイシネマ】Kinky Boots
4月
●きみはいい人、チャーリー・ブラウン
●fff/シルクロード(雪組)×3
●スリル・ミー(田代新納ペア・成河福士ペア)
●ALTAR BOYZ 2021(team gold)
5月
●【ライブ配信】エリザベート 25周年スペシャルガラコンサート(16年宙組ver.・アニヴァーサリースペシャルver.)
●【ライブ配信】ホテルスヴィッツラハウス(宙組)
●【ライブ配信】夢千鳥(宙組)
●メリリー・ウィー・ロール・アロング
●夢から醒めた夢
6月
●CLUB SEVEN ZERO Ⅲ
7月
●アウグストゥス/Cool Beast!!(花組)
●The Last 5 Years(水田昆ペア・木村村川ペア・平間花乃ペア)
●【映画】 劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト
●桜嵐記/Dream Chaser(月組)
●ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート
●アナと雪の女王(劇団四季)
8月
●【映画】ビーボ(NETFLIX オリジナル)
●【配信ドラマ】シュミガドーン(AppleTV+オリジナル)
●【配信ドラマ】ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル シーズン2(ディズニープラス オリジナル)
●【配信】スポンジ・ボブ ザ・ミュージカル(ニコロデオンチャンネル)
●ジェイミー
9月
●シャーロック・ホームズ/Délicieux(宙組)×3
●オペラ座の怪人(劇団四季)
●【ライブ配信】哀しみのコルドバ/Cool Beast!!(花組)
●【映画】シンデレラ(amazon primeオリジナル)
10月
●オリバー!
●CITY HUNTER/Fire Fever(雪組)
●ニュージーズ
●マドモアゼル・モーツァルト
●【ライブ配信】川霧の橋/Dream Chaser(月組)
11月
●【配信】NEWSIES on Broadway
●【映画】ミラベルと魔法だらけの家(字幕)
●【ライブ配信】バロンの末裔/アクアヴィーテ!!(宙組)
12月
●【映画】Dear Evan Hansen
●アンドリュー・ロイド=ウェバー コンサート~アンマスクド(劇団四季)
●フィスト・オブ・ノーススター
●GREY
●ストーリー・オブ・マイ・ライフ
17,300名の舞台・美術ファンにお届け中!「おちらしさん」への会員登録もお待ちしています! おちらしさんとは⇒https://note.com/nevula_prise/n/n4ed071575525