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K-BALLET COMPANY WINTER TOUR 2021『くるみ割り人形』

こんにちは、田中です。
いよいよ年の瀬、12月ですね。
12月といえばクリスマス。
クリスマスといえば『くるみ割り人形』。

バレエ団公演『くるみ割り人形』を観ると、一気にクリスマス気分になるので、私の中で12月にこの作品を観ることが、毎年恒例行事となりつつあります。
今年はKバレエカンパニーで観てきました。

おはなしの舞台はクリスマスイブの出来事です。
クリスマスパーティのため、主人公クララの家に集まった友達やその家族。クララ家の中心には大きなツリーが飾られています。そこで、マジックをしてクララたちを驚かせる、ドロッセルマイヤー。彼からクララへ、プレゼントされたのが“くるみ割り人形”。クララはその夜、壮大な夢を見るのです。くるみ割り人形が動いてネズミと闘ったり、お菓子の国に迷い込んで歓迎をうけたり…。やがて夢から覚め、クララにとって、“くるみ割り人形”がとても大切な宝物になる。
そんなお話です。

原作との違いはありますが、バレエ団によって物語や演出にオリジナリティがあるので、その違いを楽しむこともできます。

この作品の中で、私が一番好きな場面があります。
それは、クララがお菓子の国に迷い込む途中に現れる、雪の場面です。
雪の精のコールド(群舞)が、真っ白な衣装で一斉に舞う場面です。
もともとここの音楽や振付が好きだったのですが、
Kバレエカンパニーでは、この場面でたくさんの雪が降るんです。
本当にたくさん。上からも横からも、ダンサーが見えなくなってしまうのではないかと思うほど、たくさんの雪が降ります。雪が舞い、ダンサーが舞い、幻想的な場面へと一気に引き込まれます。
この場面は一幕の最後で、一旦幕が下りるのですが、感動しすぎて休憩時間はしばらく放心状態です。あの景色を目に焼き付けて、ずっとあの世界にいたいと思ってしまうような景色です。

今回もオーケストラによる生演奏。
美しい音楽と華やかな踊りで、少し早いクリスマスを味わいました。



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