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おちらしさんスタッフ・しみちゃん

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おちらしさんスタッフの「しみちゃん」による記事をピックアップしました! 宝塚とミュージカルと会話劇が大好き。人とおしゃべりするのも好きなため、「おちらしさんラジオ」や座談会のシ…
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ミュージカルオタク、戯曲を読む

こんにちは。おちらしさんスタッフのしみちゃんです!いつもおちらしさん、そしておちらしさんWEBをご覧いただきありがとうございます。 いつもはお知らせの更新や「つながる!アンケート」の結果記事を主に担当していますが、今日はスタッフブログのように皆さまとおしゃべりしたい事を書きたいと思います。これまでに書いた記事も、ご興味がありましたらぜひ読んでみてください! さて、上のラインナップからも分かる通り、私は大のミュージカルファンです。劇団四季や宝塚、東宝ミュージカルをはじめ、と

数あるステージ(=stages)の中から、あなただけの出逢いを―――劇場で出会える新しいチラシ束「ステイジーズ(STAGES)」が2024年9月よりスタート!

こんにちは。おちらしさんスタッフのしみちゃんです。 おちらしさんを運営するネビュラエンタープライズでは、首都圏で行われる月間約40~50公演の会場にて、今後の公演のお知らせなどをまとめたチラシ束をお配りしています。これまで「Caution!」や「Choice!」といった外帯を目印に受け取ってくださった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか? 9月からは、コロナ禍を経て現在の皆さまの観劇ライフに改めて寄り添うべく、チラシ束の名称やデザインを一新いたします。その名も劇場での

自然の存在を思い出す心地よいひとときを――東京都美術館「大地に耳をすます 気配と手ざわり」

土を触る、野生の虫や動物を追いかける、草をじっくり見てみる……。子どものころの夏休みを振り返ってみると、きっと今よりも身近だったはずの自然との触れ合い。最近はいかがですか? 7月20日より東京都美術館にて行われている、「大地に耳をすます 気配と手ざわり」展。こちらでは、自然と深く関わり作品制作を続けている5名の作家が紹介されています。上野の美術館に居ながら、地球に欠かせない雄大な自然を感じ取り、改めてその存在を思い出させてくれるような企画展です。 彼らはどんな環境に身を置

【10/1更新】「今どんな公演やってる?!」ステイジーズカレンダーができました!

こんにちは。おちらしさんスタッフのしみちゃんです。 おちらしさんを運営するネビュラエンタープライズでは、首都圏の劇場でもチラシ束の配布を行っています。2024年9月からはチラシ束の名称・デザインをリニューアルし、新たに「ステイジーズ(STAGES)」として、皆さまの観劇ライフに寄り添ってまいります。 これに伴い、新しいWEBコンテンツ「ステイジーズカレンダー」もスタートしました! 「ステイジーズカレンダー」について▶ 「ステイジーズカレンダー」はこちら ◀ Googl

かぶりつきで味わえる、知の在り方と美意識の結晶――国立西洋美術館「内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙」

「写本」とは、印刷技術が発明される前の書籍のこと。羊や子牛などの動物の皮を薄く加工して作った紙に、膨大な時間と労力をかけて手書きで文字が書き写されます。写本は軽く持ち運びやすいため、中世ヨーロッパにおいてはキリスト教の教えを伝えたり、国をも超えて技術・知識が伝播したりすることに非常に役立ちました。当時の最先端の表現を用いた華やかな彩飾が施されたものもあり、一つの紙の上に知の在り方や、当時の美意識がギュッと凝縮されているのです。 そんな「写本」を間近にじっくりと観られる展示が

今を生きるアーティストに問う、国立西洋美術館で史上初の現代美術展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」

3月12日より、国立西洋美術館にて開催中の「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?――国立西洋美術館65年目の自問現代美術家たちへの問いかけ」。20世紀半ばまでの西洋美術品を所蔵・公開してきた美術館にとって史上初となる、現代美術の企画展です! 西洋美術全般を対象とする、日本で唯一の国立美術館でありながら、設立の背景からは”アーティストのために建った美術館”とも言える国立西洋美術館。先日のおちらしさんWEBでは、その歴史的背景をご紹介しました。 未来ある日

【6/24更新】団地に住まう人々を描く、一話完結の連続ドラマ!新国立劇場『デカローグ』をどこよりも簡単に解説!

新国立劇場で4月13日(土)より上演される、舞台『デカローグ』。ポーランドの名作映画を原作に、7月まで約4か月間・全10篇を上演する壮大なプロジェクトです。 その大きなスケールに注目が集まっていますが、実は一つの団地に住む様々な人々を1話ずつピックアップして描いた、とっても身近な現代ドラマだとご存じでしたか!? おちらしさんWEBでは、先日行われた記者発表に潜入。『デカローグ』というプロジェクトをまるっと楽しむポイントや、各話のあらすじやキャラクターをわかりやすく簡単にご

【4/19更新】演劇チラシと広報を考えます!3/18(月)コトリ会議『雨降りのヌエ』公演ゲストトーク@扇町ミュージアムキューブ

こんにちは。おちらしさんスタッフのしみちゃんです。 今回は、いつものおちらしさんWEBとは変わって、劇団の皆さん、公演主催者の皆さん、デザイナーの方など、主に公演チラシの作り手の方々へお知らせです! 現在、大阪市・扇町ミュージアムキューブにて開催中の公演、コトリ会議『雨降りのヌエ』のゲストトークにて、皆さまと直接お話しできる素敵な機会をいただくことになりました。コトリ会議で制作も担当する若旦那家康さんとともに、演劇のチラシや広報について一緒に考えていきます! ネビュラエ

いよいよ3/12(火)開幕!国立西洋美術館、史上初の現代美術展「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」

JR上野駅の公園口出口を出てまっすぐに歩くと、右手に見えるのは、国立西洋美術館。西洋美術全般を対象とする、日本で唯一の国立美術館です。ル・コルビュジエが設計し、世界文化遺産にも登録された建造物の前には、《考える人(拡大作)》《地獄の門》などロダンの著名な作品が並び、威厳ある雰囲気が漂います。 開館から65周年を迎える今年、20世紀半ばまでの西洋美術作品を取り扱ってきた美術館にとって、大きな挑戦がスタートすることとなりました。3月12日(火)よりスタートする、企画展「ここは未

“観客”から創造する小劇場演劇の新しいサイクル!!「カンゲキ大賞」の熱意と野望を中の人にお聞きしました…!

こんにちは。おちらしさんスタッフのしみちゃんです! 先日、結果発表を行った「おちらしさんアワード2023」では、たくさんのご投票をありがとうございました!!  発表にあたっても多くの反響をいただき、演劇・美術展ファン、そしてチラシファンの皆さまのパワーを今年もひしひしと感じています……! さて現在、おちらしさんアワードと同じくファン投票のイベント、「カンゲキ大賞」をご存知ですか? 2022年版が初開催となり、現在は第2回の選考が行われている真っ最中です!! こちらは小劇

目を惹く美しさの決め手って…!?おちらしさんアワード2023~美術版~結果発表

こんにちは。おちらしさんスタッフのしみちゃんです! チラシ宅配サービス「おちらしさん」では2020年より、1年に1度開催される“チラシの祭典”、「おちらしさんアワード」を行っています! 全国の舞台・美術展ファン、チラシファンの皆さまに、一推しの1枚へ投票していただき、多くの票数を集めたチラシとその作り手の方々を表彰するイベントです。 10~11月の一次投票、12月の決戦投票と、2回に分けてWEBにて投票を受け付けていました。投票してくださった観客の皆さま、盛り上げてくださ

インパクトも繊細さも兼ね備えるデザインとは…!おちらしさんアワード2023~舞台版~結果発表

こんにちは。おちらしさんスタッフのしみちゃんです! チラシ宅配サービス「おちらしさん」では2020年より、1年に1度開催される“チラシの祭典”、「おちらしさんアワード」を開催しています! 全国の舞台・美術展ファン、チラシファンの皆さまに、一推しの1枚へ投票していただき、多くの票数を集めたチラシとその作り手の方々を表彰するイベントです。 4回目の開催となる2023年は、10~11月の一次投票、12月の決戦投票と、2回に分けてWEB投票を行いました。投票してくださった観客の皆

いのちの触れ合いを切り取って――東京都美術館「いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間」「動物園にて ―東京都コレクションを中心に」

11月16日(木)より東京都美術館にて開幕した、上野アーティストプロジェクト 2023「いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間」。 おちらしさんでは、美術版10月号にて素敵なチラシをお届けしました! 同時開催のコレクション展「動物園にて ―東京都コレクションを中心に」とともに、いきもののいのちと、それを見つめ続けてきた人々との温かな交わりに触れることができる企画となっています。 上野アーティストプロジェクト 2023 「いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間」私たち

“パッケージ”から紙との未来を考える|TAKEO PAPER SHOW 2023「PACKAGING—機能と笑い」

10月13日(金)から開催中の『TAKEO PAPER SHOW 2023「PACKAGING—機能と笑い」』。紙の専門商社・株式会社竹尾が、1965年より行っている紙とデザインのイベントです。「おちらしさん10月号」美術版でもチラシをお届けしています!  5年ぶり、49回目の開催となる、今回のテーマは「パッケージ」。「PACKAGING—機能と笑い」と題し、紙の近未来の可能性を探る「機能」と、情緒あふれるデザインの魅力に迫る「笑い」。2つの観点から紙を見つめなおすイベント