マガジンのカバー画像

おちらしさんWEBのよみもの

312
おちらしさんWEBから、スタッフの書いた記事をはじめ「よみもの」をピックアップしました! 舞台や美術展がもっと楽しくなるコンテンツは、おちらしさんWEBにて更新中⇩ https:… もっと読む
運営しているクリエイター

2022年7月の記事一覧

順風男女 10周年記念公演『おてんこうてんおてんてん』4都市ツアーの成功

ネビュラエンタープライズ・おちらしさんスタッフの福永です。小劇場芝居が大好きで、かねがね、面白い小劇場劇団が、もっと活躍して、どんどん売れていくためには、地方進出が一番! と、勝手に主張しているのですが、そんな中、とても素晴らしい試みをしている劇団を見つけたので、「これは!」と思い、取材させていただきました。 「順風男女」という劇団をご存じでしょうか? 下北沢の小劇場を中心に、コントオムニバス公演を続けること10余年。メンバーは足立信彦、匁山剛志、平野賢佑、伊芸勇馬、今井英

何度も足を運びたくなる美術館のひみつ|練馬区立美術館『生誕100年 朝倉摂展』に足を運ぶ 後編

 こんにちは!おちらしさんスタッフの岸見です。素敵なチラシをきっかけに練馬区立美術館『生誕100年 朝倉摂展』に行ってみた、後編スタートです! 前編では8月14日まで開催中の『生誕100年 朝倉摂展』の魅力についてご紹介しました。  この後編では中村橋にある練馬区立美術館そのものの魅力に注目します!  実は私にとって練馬区立美術館は『生誕100年 朝倉摂展』以前からもっとも足を運んでいる美術館でして、それにも関わらず来館するたびに新鮮な気持ちになり、また行きたくなる魅力

たった1人に翻弄される美術展|練馬区立美術館『生誕100年 朝倉摂展』に足を運ぶ 前編

こんにちは。おちらしさんスタッフの岸見です!  おちらしさんを楽しんでいただいている皆さんの手元にお届けするべく、今日も会社ではたくさんの舞台チラシや美術展チラシが全国各地から届いています。毎日新しいチラシが届くわけですが、その中でも「おぉ…」と思わず口からこぼれたのがこのチラシです。  前回のおちらしさん美術6月号に入っていたA4サイズのこのチラシ『生誕100年 朝倉摂展』。なんと上部分が屋根の形のようにカットされています…!  この展示の主役である朝倉摂さん、彼女は

【劇場めし 第23回】仙川の魚貝料理と釜めし「なみはな」

「劇場周辺の、おすすめのご飯屋さんをご紹介!」する、このコーナー。今回は仙川駅周辺を散策しました。仙川にある劇場といえば、まず調布市せんがわ劇場を思い出します。主催する演劇コンクールに力を入れるなど、近年存在感を増している公共劇場です。また、仙川にキャンパスをかまえる桐朋学園芸術短期大学・演劇専攻科関連の公演を観る機会も。最寄り駅は、もちろん京王線・仙川駅。 駅周辺は新しくできた施設や飲食店も多く、地元の方々に長く愛される商店街も魅力たっぷりなため、散策するのが楽しい地域

おちらしさんと行こう――⓪始動編

こんにちは!おちらしさんスタッフの水口です。 今年の7月で、チラシ宅配サービス「おちらしさん」のサービス告知から2年が経ちました。 コロナ禍でなかなか劇場や美術館に足を運べない方へも、舞台・展覧会のチラシをお届けしたい!という趣旨から始まった「おちらしさん」。 最初は、「どのくらいの方が登録してくれるんだろう…」と心配しながら始めたサービスだったため、2年も続けられるとは思ってもおりませんでした。現在では全国各地の様々な方にご登録していただき、舞台版・美術版併せて13,00

「百段階段」で魅惑の「百物語」!

こんにちは、スタッフの吉澤です。 目黒にあるホテル雅叙園東京の企画展、「和のあかり×百段階段2022 光と影・百物語」に行ってきました! 百段階段は、1935(昭和10)年に建てられた、ホテル雅叙園東京に現存する唯一の木造建築です。東京都の有形文化財に指定されており、その美しさから「昭和の竜宮城」とも呼ばれていたそうです。(詳しくは、こちら) 文化財「百段階段」の企画展の魅力は、何と言っても「美×美」のコラボレーション!伝統的な美の頂点にある建物に、現代の魅力的な芸術作

「チラシと物語が、繋がってる!」#よりみちる|タカハ劇団『ヒトラーを画家にする話』【後編】

演劇だったり、アートだったり、音楽だったり、 作品に触れた日の「あと」の時間。 ドキドキした気持ちで、ハッとしたままで、 気ままに歩いて、食べて、おしゃべりして。 そんな満ち足りた時間に、 わたしたちは #よりみちる を添えてみました。 稽古場見学の帰り道、#よりみちる 。 【後編】 7月20日(水)から、池袋の東京芸術劇場 シアターイーストにて開幕する、こちらの公演。(※7/19追記 残念ながら全公演中止が発表されました。) タカハ劇団 第18回公演 『ヒトラーを画家に

「自分に、言われているみたいだった。」 #よりみちる | タカハ劇団『ヒトラーを画家にする話』【前編】

演劇だったり、アートだったり、音楽だったり、 作品に触れた日の「あと」の時間。 ドキドキした気持ちで、ハッとしたままで、 気ままに歩いて、食べて、おしゃべりして。 そんな満ち足りた時間に、 わたしたちは #よりみちる を添えてみました。 稽古場見学の帰り道、 #よりみちる 。 【前編】 7月20日(水)から、池袋の東京芸術劇場 シアターイーストにて開幕する、こちらの舞台。(※7/19追記 残念ながら全公演中止が発表されました。) タカハ劇団 第18回公演 『ヒトラーを画家

池袋の観劇ご飯「#ゲキメシ」まとめました!【タカハ劇団『ヒトラーを画家にする話』編】

こんにちは!おちらしさんスタッフの臼田です。おちらしさんラジオのパーソナリティ、ななみんでもあります!そして、「#ゲキメシ」Instagramの更新担当でもありますっ! おちらしさんでは、観劇前後に食べたい!劇場周辺のオススメ飲食店をご紹介する「劇場めし」記事を連載しています。 観劇をされる皆さま、公演団体の皆さま、劇場の皆さまと、もっと気軽に「劇場めし」をシェアできる場所をつくれないか……と考え、「#(ハッシュタグ) ゲキメシ」で皆さまと繋がることのできるInstagr

喜怒哀楽のすべてを味わって!|タカハ劇団『ヒトラーを画家にする話』サポートスタッフ座談会【後編】

こんにちは。おちらしさんスタッフのしみちゃんです!  7月20日より開幕する、タカハ劇団 第18回公演『ヒトラーを画家にする話』。(※7/19追記 残念ながら全公演中止が発表されました。) 先日、公演制作の現場で活躍されている「タカハ劇団 サポートスタッフ」の皆さんにお話を聞いてきました!! ユニコ世代(U-25)の皆さんの熱い想いに、大変盛り上がった座談会のレポートをお届けします。 ▼こちらは記事後編になりますので、ぜひ前編よりお読みください!▼ 先輩・後輩のエネル

誰もが自由に作品を選び、当たり前に観劇を楽しめるように。|舞台ナビLAMPの「舞台芸術鑑賞サポート講座」

こんにちは。おちらしさんスタッフのしみちゃんです! いつもおちらしさん、おちらしさんWEBをご覧いただきありがとうございます。 突然ですが、日本には障がいを持っている方が、何人いらっしゃるかをご存知ですか? 答えは、936.6万人。人口比にすると100人に7人が何らかの障がいを持っている割合になります。「障がい者手帳はないけれど、日常生活の一部が人に比べて難しい」という方を含めると、さらにその割合は増えるでしょう。 そういった方々も観劇を楽しめることが当たり前になってほ

文化の狭間で「演劇のことば」を見つけなおす【PR】

こんにちは。おちらしさんスタッフの水口です。 今日は面白いプロジェクト/映像作品に出会ったのでご紹介します。 KAAT神奈川芸術劇場で行われた「視覚言語でつくる演劇のことば『夢の男』」です。 ろう者と聴者の双方が企画段階からかかわって制作するプロジェクトと映像作品です。ろう者は、視覚言語である手話を第一言語として育っている人が多く、音声言語としての日本語と異なる文化・発想のもと創作がなされています。聴者とろう者、異なる文化をバックボーンに持つアーティストたちが協働することで

きっかけは“SNSでの出会い”|タカハ劇団『ヒトラーを画家にする話』サポートスタッフ座談会【前編】

コロナ禍下の中でも演劇に携わりたい若者たちはどう活動しているのか、ご存知ですか? こんにちは。おちらしさんスタッフのしみちゃんです!  7月20日より開幕する、タカハ劇団 第18回公演『ヒトラーを画家にする話』。(※7/19追記 残念ながら全公演中止が発表されました。) 現在、本番に向けお稽古や準備、広報活動が進む中で、活躍されているのが「サポートスタッフ」の方々です。 今回はU-25世代を応援するユニコプロジェクトの企画として、公演制作の現場で活躍されている「タカハ

「抜き」に迫る工場見学!! 【「チラシ」から「紙」の世界へ潜ってみたら最高だった!④】

こんにちは!おちらしさんスタッフの臼田です。おちらしさんラジオのパーソナリティ、ななみんでもあります。 「紙」の世界へ潜ってみたらシリーズ、第4弾です!今回はなんと!!工場見学編です!! 紙への興味が目覚めてから9ヶ月が経ちました。そんな私がチラシと共に愛用している、「紙」文具があります。 こちらの紙クリップです!チラシが大好きな私は、観劇後に、公演チラシとその半券を一緒に保管しています。ふつうのクリップよりも跡が残りにくい紙クリップは、チラシと半券を留めておくのに非常に