見出し画像

SEVENTEENの『If I』はバンギャルに刺さる

タイトルまんま!年季の入ったバンギャルがSEVENTEENに出会った話。

SEVENTEENは韓国の男性アイドルグループ

画像1

13人組の韓国男性アイドルグループSEVENTEENは、ボーカルチーム・パフォーマンスチーム・ヒップホップチームと3つのチームをメンバー内で結成しており、「13人組+3つのチームで1つのグループ」になります。13+3+1は17だから、SEVENTEEN(ちょっとこじつけな感じがしなくもないですね)。

私がこのアイドルグループに出会ったのは、つい先月、Youtubeで見かけたのがきっかけでした。

ビジュアル系バンドと韓国アイドルの親近感

SEVENTEENに出会う前から、韓国アイドルのMVはちょこちょこ観ていました。世界観も容姿も洗練されていて、たまに無性に観たくなるからです。
しかしアイドルに詳しいわけではないため、ひたすらYoutubeがランダムに流す動画を「わ〜綺麗だな」と思いながら眺めていました。

日本では80〜90年代にビジュアル系バンドが流行ったと思うのですが、2000年なかばに思春期を迎えた私も、その時代のバンドが大好きでした。

BUCK-TICK、LUNA SEA、PIERROT、DIR EN GREYと、名前を挙げたらキリがありません。ビジュアル系バンド独特の音楽と化粧で作り上げたあの嘘しかない世界観(褒めてます)や、美しさと悪趣味がギリギリのバランスをとっているところに魅了されていました。

先日読んだ鷲田清一先生の本にも「ひとは不安定なものに惹かれる」とありましたが、まさにそれです。ビジュアル系バンドの「作り込まれたほぼフィクションの美」を観て思春期を過ごし、感性を育んできた私にとって、非常に容姿が整えられた韓国のアイドルたちは"ネオ"ビジュアル系的な存在です。

SEVENTEENもそんな存在として目に止まりました。が、彼らは公式のYoutubeチャンネルに『GOING SEVENTEEN』というバラエティ(番組のような)動画を更新しており、それがとても面白いんです。芸人なみです。

パジャマパーティーかわいいなあ。
SEVENTEENは作品で見せる美しさと、バラエティ的な動画での面白さとのギャップがすごい……。気づけば、すっかり夢中になっている自分がいました。

「今年30歳になるのに、韓国アイドルにハマるのかあ」と思いましたが(個人的には韓国アイドル=若い子のものという印象がありました)、約2週間かけて13人分の芸名と本名と顔とを一致させ、覚え、曲もすべて聴きました。

『If I』はバンギャルを吸引する力が強すぎる

画像3

13人全員が大好きな私ですが、中でもとくに惹かれるのがグループの統括リーダーをつとめるS.COUPS(えすくぷす)くん。彼はヒップホップチームのメンバーのひとりです。

本当になぜかどうも惹かれる……。単純にS.COUPSくんが私の好きな顔をしているということもあるのですが、それ以外の何かでめちゃくちゃ引力を感じるのです。

そんなとき、ふと耳にしたのが『If I』という曲でした。

「あ、これだ」と思いました。

多分90年〜00年初期までのビジュアル系バンドが好きだった方なら、聴けば「あ〜(納得)」ってなるだろうし、S.COUPSくん(動画内だと赤い髪の子です)のライブパフォーマンスも、「あ〜(納得)」ってなるはず。

この曲の歌詞に「測りたくない 僕らのすれ違った角度なんか」とあるのですが、この表現もすごく……バンギャルに刺さりませんか?私は大好きです。

"距離"ではなく"角度"と言うことで「同じところにいるかもしれないけれど、視線はもう交わらない」というような情景が思い浮かびます。

こういう微妙な表現を駆使するあたりも、バンギャルを吸引する力が強いと思うんですよね……。

『If I』は、メロディ・歌詞・ライブパフォーマンスすべてが私にどんぴしゃでした。この曲から私はSEVENTEENに本格的にずぶずぶ埋まり始め、夜中にこんな記事を書いているほどです。

それと、SEVENTEENはアニメおたくを吸引する力も強いアイドルグループな気がしているので、そのあたりもまた思いついたら書きたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?