鬱病は何が原因か

最近の研究で、鬱はウイルスも原因だと発表があったようですが、
自身が経験した内容から分析していきます。

いきなり結論ですが、
「周りからの評価」と「自分が思っている評価」の2つに大きな開きがあるときに起こるものだと思います。

周りからの自分の評価 > 自分が思っている自身の評価
なら、さほど問題は無いです。周りの評価が高い状態なら。
でも
自分が思ってる自身の評価 > 周りからの自分の評価
になっている事で鬱は起こる原因になると思います。

これが、何年も続いた結果、ある日、出勤したら、キーボードに手が乗っけられなかったという事になりました。
自己評価ばかり高く、かつ褒められないとダメという人間になってました。
これは、だいぶ時間がたってから気づいたことです。

そこの会社は芸能界を経験された方が、指導監督する教育方針がありました。礼儀や、相手への気配りに対して非常に、というか異常に厳しかったです。
結論から言うと、自分は自己中で自分に甘い部分があり、そこに対して毎日のように指導を受ける中で、あまりに自分が出来ていなかった(いま思えば)事が受け入れられず、結果、自己否定感が心の中を埋め尽くしました。

「ここまでやっても認められていない」
「なんで自分がこんだけ言われなくちゃいけないのか」

分析すると、
「ここまでやっても」→自己評価。仕事においての評価は、お客さんであり、周りですよね。
「これだけ言われる」→上と一緒で、自分はすでに完成している人間だと思っている。
という事だと思いました。

既に読まれている方も多いと思いますが、アドラー心理学の嫌われる勇気で出てくる、「褒めてくれることを求めて反応する事は、相手の思う人生を生きてしまう」という事でした。

まさにこれでした。
ゆくゆく考えるとその会社に入るきっかけも、当時の社長が「うちの会社にこないか!」と言ってくれたことが嬉しくてあまり考えもせずに入社しました。評価された!という事にかまけて、自ら積極的に自身の努力を怠っていたという事も、相まって、「現実を認められない自分像」を知らず知らずのうちに増大させてしまっていきました。
結果的に8年でその会社を辞める事になりましたが、当時の自分を客観視するまで、4年も時間がかかりました。
その会社で教えてもらった事が現在の自分の仕事にとても活きています。

すべての方がそうとは限りませんが、

鬱という事象ー会社も自分も周りも幸せにならないーを
回避できる可能性が自分自身にある、

という事です。

自己承認欲求は育った環境も大きいと思いますが、
判断と評価はすべて他人に任せて一喜一憂しない
という訓練でうまく付き合っていけます。
※まだ自分自身修行中ですが、、、

それぞれの解決方法があると思います。環境要因が引き金になる事は間違いありませんが、解決方法は、自分自身にもあるという事です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?