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なにのむ?展と手織りワークショップのこと

先日、なにのむ?展と手織りワークショップへの参加するため、東京へ行ってきました。
この日の相棒はJJGののらさん。7月のビレッジサマーパーティーでお声がけしたのをきっかけに、仲良くさせていただいています。指輪やバッグなどをご自身で作ってしまうのらさんは、実際にお会いしてから1ヶ月も経っていませんが、昔から知っている友人のような感覚があります。不思議ですが、きっと、のらさんのお人柄のおかげなのだと思います。「手づくりが好き」という共通点があるのも理由ですが、のらさんは他者へのリスペクトをきちんと言葉にされる方なので、何だか安心できるんですよね。

そんなのらさんと品川駅で待ち合わせをし、まずはなにのむ?展を楽しみました。
ここでの1番の目的はnemunemu。オンラインでしか購入したことがなかったので、以前からリアルで見てみたいという気持ちがありました。今回、タイミングよく、たくさんの作品を実際に手に取ることができてよかったです。
1時間ほど吟味した後、イヤカフを1つ購入しました。草餅みたいな綺麗なグリーンのもの。他にも気になるアイテムがいくつか見つかったので、今後もチェックしていきたいと思います。

その後、ランチを楽しみ、デザビレへと向かいました。(のらさんが事前に移動方法やランチの情報を調べてくれました。ありがとうございます!)
ビレサマで知ったannita artworks。やわらかさを感じる色ときゅんとするような色使いに、想像力が引き出されるようなブランドです。そこで手織りWSを開催されると聞き、先日因島で見た美しい日の出をかたちに残したいという気持ちもあったので、参加することに決めました。
参加者は私とのらさん、そしてたまたま居合わせたJJGさんと、SNSを見ていらっしゃった方の4名でした。複数人だと、自然と会話が生まれたり、違いを楽しめたりするのが面白いです。

そうそう、WSって好きなんですよね、私。今まで参加したWSを思い出してみます。
お茶染め、柿渋染め、味噌作り、プラモデル作り、布花ブローチ作り、陶芸、土偶作り、和菓子作り、指輪作り、ネックレス作り、ルームスプレー作り、バスソルト作り、アロマオイル作り、フレグランス作り、シーサー作り、コースター作り(みんさー織り)、三線演奏、楽器初心者によるバンド演奏、コンテンポラリーダンス、まちあるき、、、。他にもあったかな。作り系が多いですね。
その道で生きていらっしゃる方から、直接お話を聞きながら体験できるって、私にとってとても貴重で楽しい時間なんです。普段の生活の中でなかなか出会えない方々と、その時間だけは一緒に過ごすことができる。それがうれしいんです。これからもいろんなWSに参加したいと思っています。

さて、今回製作するものは手織りのコースター。
まず、作家のあんなさんが、これまでの経歴のこと、デザインするまでの過程のことをお話してくださいました。頭の中を覗き込むようで、とても興味深い内容でした。なかなかここまでお話してくださる作家さんはいらっしゃらなかったので、とても勉強にもなりました。

そして、コースターのデザインの元ネタとなる写真を見ながら、どんなデザインにするのかを考えていきます。いくつかある糸の中から、色を選び、それを厚紙に巻き、サンプルを作っていきました。
はじめは写真を忠実に表現することを考えていましたが、あんなさんから、「それを見た時どう思ったか?を思い出してみてください。(意訳)」と言われ、見たままでなくてもいいんだなと気づきました。
技術やかたち、大きさ、色の制約などがある中で、どう表現していくかを考えていくのが難しくも楽しかったです。
ちなみに、使用した糸はあんなさんが天然素材で染めた糸だそうです。やさしい発色がいいですよね。

続いて、手織り機を使って織っていきます。以前に、石垣島で手織りWSに参加したことがあるのですが、その際の機具とは異なるものでした。
慣れてしまえば簡単なのかもしれませんが、コツを掴むまで時間がかかりそうです。でも、集中して何かを作る作業って気持ちいいんです。その時間だけは余計なことを考えずに済みます。終わった後もちょうどいい疲労感と達成感が待っていますから。
頭の中では中島みゆきさんの『糸』がぐるぐる流れていた私。
どのくらいの時間がかかったのかを確認するのを忘れるほど、手織りに夢中になってしまいました。

そして、あんなさんに助けられたり、時にはみなさんとおしゃべりしながら、なんとか完成させることができました。
穏やかな瀬戸内の海と、きらきらと眩しく光る太陽を表現できたかなと思います。コースターにするのはもったいないので、部屋に飾るつもりです。
自分の感動を目に見えるものにするっていいですね。あの時の感情が、またよみがえってきます。手織りは無理でも(手織り機がちょっと欲しくなっていますが)何らかのかたちで心の動いた瞬間を表現していくことを続けていきたいと思いました。

完成した後は、前から狙っていたスカーフを購入しました。桜餅のような色合いでとてもかわいい。1枚の中でいろんな表情があるところがお気に入りです。
帰る前にも、あんなさんからおすすめの本や織り機の仕組みなどのお話もたっぷり伺うことができました。知らない世界を知るって、本当に心がわくわくします。織りの歴史も調べてみたいですし、手織りをもっと挑戦してみたくもなりました!

あんなさんの作品は見るだけでやさしく、ほっとするような気持ちになれます。今回、直接お話を伺って、その気持ちが増しました。
素敵な経験をさせていただき、ありがとうございました。また参加したいです!


コースター/サンプル/写真


お迎えしたスカーフとイヤカフ

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