東日本大震災から11年経って思う事の話

うっかり者なので東北の事を毎日考えることは出来ていませんが、やはり今日くらいは考えたいなと。東京と青森のミックスとしては、東北地方が大好きです。

11年経っても、何年経っても、この傷が癒えることはないと思います。あの日東京に居た私でさえ、怖かったり不安に思った気持ちは鮮明に記憶されています。ただ時が経つと、その傷と向き合えるようになれるのかも知れません。忘れてはいけないなと、むしろしっかり胸に刻んで過ごしたいと思えるようになったかも知れません。悲しいけれど、悲しいと言っているだけじゃ何にも生まない。生きてる私たちが今できる事をやる方が良いのではないかと、踏ん切りがつくようになったように感じます。

地震だけでも、非常に大きな被害でした。あまりにも広範囲。そこに時間差でやってきた津波で被害は甚大で深刻なものになり、原発事故が追い討ちをかけてしまいました。原発事故が本当に不運だったと思います。1度しか行った事がありませんでしたが、Jヴィレッジの天然芝グランドや施設は本当に素晴らしかったです。それらの「福島・FUKUSHIMA」のイメージが、あまりにも地に落ちてしまいました。東電関係者の人たちを個別に責めても何も改善しないのに、東電だけを悪く言う人の言葉に、胸が痛くなることもありました。

2022年に生きている私に出来ることは、できれば福島に旅行に行ったり買い物したり。東北地方に行ってお土産買ったり。小さな積み重ねを続けていくことだと思います。超絶裕福な生活をしたいわけじゃないんです。ささやかでいい、安心して暮らし続けられる世の中になって欲しいと思います。

11年も経った気がしないほど、3/11だけは時間がゆっくり流れるような気がします。復興したと思えていないからだと思います。何を持って復興という区切りもありませんが、これからも福島を、東北を、応援していきたいと思います。

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