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社会の裏方でした

ちょっと最近まで
温浴施設は社会の裏方でした。
働く皆さんを癒すには
掃除して湯を沸かして
余計なことしないで
待ってなさい。
風呂屋は余計なこと
する必要ないからと。
そういう世界でした。


でも、それじゃ他の業界に追い付けないよね。新卒の異常に少ない業界です。つまり輝きがなかった。輝きってなんだろ。カッコいいことなんか似合わないし、風呂屋には出来ないから面白いこと、楽しいこと繰り広げた。人類vs魚類とか、愛して桝浮かべて男女浴場に互いに「愛してマース!」と叫んだり

昔は秋口から2月位までのメディアの温泉特集の取材ばかり。おふろの国は沸かし湯だから中々キツいけど、少しでも掲載や撮影されるよう取材前アンケートにネタ書き込むべく色々やってみたよ。残念ながら覚えてないけどね。あ、玄関にテント用意して、その中で奈良から歩いてきたシカ男の人生相談とか。

サトシ(箸休め)はシカ男のカードゲームがうまくて面白くて天才だった。ラクスパが出来て少しして、NHK eテレで競合の経済学みたいな番組で、ユーランドとおふろの国とラクスパの特徴と狙う客層の違いを 特集してもらって、凄く嬉しかった。やっと認められた感じがした。又吉さんの番組だったな。


温浴の世界って大きな業界団体がないから弱いんだよ。特にコロナでしみじみ感じる。そもそも、公衆浴場法で公衆浴場と、その他公衆浴場に分かれてるしね。公衆浴場=銭湯は銭湯組合ががっちりあるけど、その他公衆浴場側はサウナスパ協会があるくらいかな。おふろ甲子園のおふろ元気プロジェクトも

あるけど(OFRや熱波甲子園も傘下)企画ごとに参加店舗募集する形式だからちょっと違うかな。まあ、今回のコロナでは色々と考えるさせられますね。どのお仕事もそうでしょうがね。

この今の温浴の世界の流れは、今はアウフグースが沸々来てるけど、これがある程度広がりつくす前に、今度は本当に静かな精神世界へ誘う施設が現れますよ。先日熱波甲子園におふろcafe湯守座から副住職、そしてでんぼうさんも来店されてましたが。

もう1つは孤独への対応。独り暮らしや家族が居ても孤独な気持ちの人にとって、日頃から通えて、スタッフや熱波師やマッサの先生が自然体で日頃からお客さんと話せること。畏まった接客の店とお節介な店とはっきり分かれていく。とにかく目の前のお客さんを心配すること、話術をみがくことが重要。

まだまだ不安だらけの世の中だけれど、先の先を思うと今を一旦忘れて、でもちょっと先のリアルな未来を想像して、自分が何に取り組まなきゃいけないか考えると楽しいよね。

未来はすべてコンサルタントに任せないで、自分たちで想像しないともったいない。大丈夫。間違えてたらコンサルタントが教えてくれるから。









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