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越境EC始めるために知っておきたいこと

こんにちは、NETSHOP FACTORYの仲谷です。


こんな方はぜひご覧ください!
・越境ECを検討している方
・ショップの売上アップを図りたい方

このnoteでわかること
・越境ECの可能性について
・越境ECを始める方法
・越境ECを始めるにあたって重要なこと

越境ECとは


越境ECとは国境を超えて行われるECサイト取引のことです。
日本製の商品は高品質で安全な上、海外で取り扱っていないものも多く、また外国人から支持されていることからも、近年進出するショップが増えてきております。

越境ECの市場規模は経済産業省の調査によれば、平成29年度の日本の消費者による米国・中国事業者からの越境EC購入額は2,570億円で、前年比7.3%増となっています。一方、米国の消費者による日本・中国事業者からの越境EC購入額は12,070億円で、前年比15.9%増。中国の消費者による日本・米国事業者からの越境EC購入額は27,556億円で、前年比26.8%増という結果です。

参考:経済産業省「平成29年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」
https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001-2.pdf

今後も越境ECの市場は伸びていくことが予想されています。新型コロナウイルスの蔓延でインバウンドの低下で打撃を受けているショップもあるかと思いますが、越境ECならスマートフォンから簡単に購入ができます。
このことからも越境ECは大きなチャンスを秘めていると言えるでしょう。

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越境ECを始めるには?


では実際に越境ECを始めるにはどうしたらよいのでしょうか。始めるには6つのパターンがあると言われています。それぞれを解説していきます。

① 日本国内に独自サイトを構築する
日本国内に越境ECの自社サイトを構築するパターンとなります。
元々日本語で提供しているECサイトを海外のからのアクセスでも閲覧・購入できるように多言語化することで、越境ECに対応します。自社にリソースやノウハウがすでにあれば可能となるでしょう。

② 日本国内にある海外対応のモールに出店する
日本国内で越境EC に対応したモール等(楽天・Qoo10・Amazonなど)へ出店するパターンです。
越境ECを始めるにはこの方法が最も簡単で早く始めることができます。もともと国内ユーザーを対象としてショップを出店していた延長線として、海外の消費者に向けて販売ページを用意するだけで良いです。

楽天では海外販売機能の利用が完了すれば、日本語版ページから機械翻訳で「外国語版の商品掲載ページ」を自動生成する機能が利用できたり、出店モールの海外サイトに出店されるなど、手軽に越境ECに対応することができます。

③ 進出先国のプラットフォーム・モールに出店する
進出したい海外のECモールやECサイトサービスで出店(出品)するパターンです。
こちらは現地のECモールやECサイト運営事業者との交渉が発生したり、現地での法的な手続きも必要となるため難しいのが現状です。
専用の代行会社があるのでそちらに依頼するケースが多いです。

中国だと淘宝網(taobao)や天猫(Tmall) に出店するのが一般的です。

④ 保税区活用型でECサイトを出店する
こちらは指定された地域の倉庫に予め販売したい商品を輸送しておき、受注後保税倉庫から配送するパターンです。
中国向け越境ECでよく活用されており、通常の越境ECと違い販売国からの発送ではなく、購入した進出先の国からの発送であるため、消費者が負担する輸送費が少なくて済む、配送期間が短くて済むメリットがあります。

※保税区とは関税が課されたのちに許可を受け通関を完了するまで、関税の徴収を留保された商品等が、一時的に保管するための倉庫がある地域のことです。

⑤ 一般貿易型
一般貿易同様に、国内の輸出者と相手国の側輸入者との間で貿易手続きを行い、相手国側の ECモールや ECサイトで商品を販売するパターンです。

⑥進出先国で独自のECサイトを構築する
相手国側で自社サイトを構築するパターンです。
基本的にノウハウや大きなリソースを割くため、資本やリソースが豊富にある企業などにおすすめです。進出した海外でのサイト構築なので、そこでの集客もしなくてはいけないので、難しいのが現実です。

越境ECの始め方の6つのパターンをご紹介しました。②のAmazonや楽天の海外向けに出展する方法や、③、⑤などの進出国のモールに出展するなどありますが、コストがかかる上に様々な商品と同列で販売されるモールで自社の商品の特徴を打ち出していくのは困難です。

越境ECの場合、①、⑥など自社サイトでブランドストーリーを明確に打ち出して、現地の購買者に直接訴求していく形のほうが売上に結びつく可能性が高いと言えます。

越境向け自社ECサイトを構築する際に、既に175ヵ国で利用されているShopifyを利用することで、簡単に海外販売にも対応できるようにカスタマイズが可能です。


Shopifyでの越境EC


Shopifyでの始め方の説明の前に少しShopifyについてご説明します。

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Shopifyは、本格的なネットショップの開設・運営ができるECプラットフォームです。2004年にカナダで設立され、現在は175カ国100万以上のショップで利用されています。2017年に日本語対応が始まったことをきっかけに、日本でも多くの企業で導入され、その数は近年増加する一方です。
Shopifyは、SEO対策やSNS連携、越境ECなどを管理できる世界最大のECプラットフォームとして急成長しています。Shopifyで国内向けにネットショップを運営すれば、ほんの少しのカスタマイズで海外販売にも対応させることが可能になります。

Shopifyは、50の言語と130ヶ国以上の通貨に対応しています。言語に関しては、制作したECサイトをアプリを使って別の言語に自動で翻訳することも、設定画面で翻訳を直接入力することも可能です。また、カート画面やストアの基本となるような箇所は言語設定をするだけで自動で他の言語に対応可能です。さらに、通貨に関しては自動でレートを変換できるようになっています。
このように越境ECをShopifyで始めるには容易に行うことができます。

他のアプリと連携しながらストアを自由にカスタマイズできるECプラットフォームのShopifyは、グローバルな変化にもスピード感を持って対応できる柔軟性を持っています。

まとめ

①越境ECは今後さらに伸びることが期待されている市場となっている
②越境ECを始めるのは6つのパターンがあり、自社に合った方法を選択する
③Shopifyでは越境EC向けの機能が豊富にあり、容易に始めることができる

以上が越境ECについてです。
これがすべてではありませんので、自店に合ったやり方を色々と探してみてください。


なお、 Shopifyで行いたいけど「自分の力だけでできるかな…」「そこまでする時間がとれない…」などの不安やお悩みがありましたら、ぜひお問い合わせください。
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