脱プラをサポートする紙袋「FSC認証紙」とは?簡単に解説

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脱プラスチックが叫ばれるようになってから、有料レジ袋の取り組みがスタートしたことで、私たちは「脱プラ」に対する高い意識を持つようになりました。


脱プラのためにプラスチック製の袋を廃止して、紙袋に切り替えた企業も多く、脱プラと紙袋はSDGsの観点からも良い影響を与えるように感じます。


しかし紙袋のなかにも、再生紙や違法伐採された木を使用した紙袋は、SDGsの観点から外れていて、自然に大きな悪影響を与えることをご存じでしょうか?


今回は、SDGsと紙袋をテーマに、そもそもなぜ脱ポリが叫ばれるのか?「FSC認証紙」がなぜSDGsの観点から良いのかについて解説していきます。


「FSC認証紙」とは?SDGsとの関係性を簡単に解説

「FSC認証紙」を簡単に説明すると、「ちゃんと管理されている森林の木で作られた紙」です。


「ちゃんと」とはどういうことかというと、「FSC認証紙」ではない紙は、無計画に違法伐採された木を使用していることも珍しくなく、SDGsの観点から見ても持続可能とは言えません。


「FSC認証紙」は、生産・加工・流通工程に関わるすべての企業が「CoC認証」と呼ばれる認証を取得して始めて取り扱える紙なので、工程の途中で違法伐採された木が混じることが一切ないよう、一貫した管理がされています。


ここからはなぜ「FSC認証紙」の紙袋を選ぶ必要があるのか、SDGsの観点から簡単に解説していきます。



違法伐採が続けば陸の自然が失われる

日本だけでも、山や森などの自然は豊かで多くの動植物が暮らしていますが、世界的に見ると自然がどんどん破壊されており、多くの生き物が絶滅の危機を迎えています。


世界では、1年間で約470万ヘクタール以上の森が失われており、なぜ失われているのかというと、原因のひとつに「生態系を無視した無計画な伐採」があげられます。


「紙袋はエコ」というイメージをお持ちの方が多いですが、紙袋には再生紙を使用した紙袋と、木を使用した紙袋の2種類があり、前述した「FSC認証紙」以外の木を使用した紙袋

のなかには、貴重な原生林から違法伐採された木材や、適正な管理がされていない人工林から過剰に伐採された木材が含まれています。


そのため、「FSC認証紙」の紙袋を選ぶだけで、SDGsの取り組みを行うことができます。

【参照】SDGs目標:15 陸の豊かさを守ろう|Edu Town SDGs https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-15.html



再生紙の紙袋を作ると二酸化炭素が2倍以上増える

「再生紙はエコ」という考えは、地球温暖化に拍車をかけるかもしれません。


日本の環境省をはじめとする官公庁や、環境保護団体の多くが「古紙100%の再生紙を使用しています」とアピールしていますが、実際には再生紙を何度も再生することで紙の質が悪くなり、100%の再生紙を作るのに古紙を使わない場合と比べて2倍以上の二酸化炭素が排出されます。


二酸化炭素は地球温暖化の原因のひとつとしてもはや常識となっていますが、地球温暖化が進めばどうなるかまではあまり知られていません。


真っ先にあげられるのが、気温上昇です。夏場は40℃を超える「激暑」となることが当たり前になり、高温多湿の気象からゲリラ豪雨などの豪雨災害、それに伴う土砂災害や台風被害などが増えることが懸念されています。

【参照】SDGs 目標13:気候変動に具体的な対策を|Edu Town SDGs https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-13.html



プラスチックは風や河川を通じてやがて海に流出する

「FSC認証紙」以外の木を使用した紙袋もダメ、再生紙もダメなら、いっそのこと、これまでのプラスチック製のビニール袋戻せばいいじゃないか。…このように考えた方が多いのではないでしょうか?


海によく行く方は、海辺に打ち上げられたペットボトルや発泡スチロール、レジ袋、ビニール製の宅配袋などのプラスチックゴミを見かけたことがあるという方が多いのではないでしょうか?


これはその海だけではなく、世界中の海が抱える深刻な問題になっています。


このプラスチックは人工的な素材なので、放置されていても自然と分解されることはなく、風や河川を通じてプラスチックごみは海に流れていきます。


世界中の海に流出しているプラスチックごみの総量は毎年約8,000万t。東京スカイツリー222基分ものプラスチックごみが海に流れており、2050年には魚の量よりもプラスチックごみの量のほうが多くなると言われています。


前述しましたが、プラスチックごみは自然と分解されませんが、海の中で砕けて5mm以下の「マイクロプラスチック」となります。


そのマイクロプラスチックを食べた魚を人間が捕獲し、人間が魚を食べることで、人間を含む生態系への影響が懸念されています。

【参照】SDGs目標:14 海の豊かさを守ろう|Edu Towa SDGs https://sdgs.edutown.jp/info/goals/goals-14.html



「FSC認証紙」の紙袋・宅配袋を取り扱っております

SDGsに企業が取り組むことは、日本を含む世界中の企業の責務となっています。


顧客に手渡す商品を包む紙袋や、インターネット通販を利用した顧客に商品を届ける際に使用する宅配袋もSDGsを意識することで、顧客に対してSDGsへの高い意識をアピールでいるだけではなく、持続可能な企業へと成長できるきっかけになります。


「NETPACK」では、「FSC認証紙」を使用した紙袋・宅配袋をご用意しております。


500〜1,000枚の小ロットで、社名やロゴを印刷したオリジナルのFSC認証紙袋・宅配袋を作成できるので、ぜひご検討ください。